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数年前から、夏が終わると耳にするようになった「9月病」。
よく聞く「5月病」は、4月に新入生や新社会人が新しい環境に馴染もうとして溜まったストレスが、生活が落ち着いた5月に入ってから、心身の疲れなどに表れる精神疾患だと言われています。
9月は新年度が始まって半年弱が経とうとしている時期。九月病はどのような疾患なのでしょうか?
9月病の症状、原因、改善方法を紹介します。

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目 次 ーお好きなところからお読み下さいー

9月病の代表的な症状

9月病の症状には、次のようなものがあります。

  • 身体がだるい
  • 食欲がない
  • むくみやすい
  • やる気が出ない、集中できない
  • 不安になったり、イライラしたりする
  • 寝付きが悪い、寝起きが悪い

但し、風邪のように、鼻水が出たり喉が痛くなったりという具体的な症状が表れれば判りやすいのですが、
九月病は「なんとなく」といった症状が多く、自分では判別しにくいものです。

9月病の原因


そもそも、九月病は、日本よりも先に、欧米で流行り始めた疾患です。
欧米の夏期休暇は日本よりも長く、国や企業によって異なりますが、2週間~1ヶ月間の連続休暇があります。
欧米人は長期間仕事から離れているので、夏期休暇明けに仕事に復帰しようと思っても、心身が環境についていかない人が多いのです。

対して、日本の夏期休暇は平均6日間といわれています。
欧米の夏期休暇に比べて、とても短いのに、何故、日本でも9月病が流行っているのでしょうか?

それは、「9月に入ると、消耗した体力が回復しにくくなる」からです。
温暖化により、夏の暑さは年々厳しくなるばかりで、身体にかかる負担も増しています。

また、子どもも大人も夏期休暇に入り、夏期休暇前には土日しか子どもと一緒に遊べなかったお父さんやお母さんは、子どもと遊ぶことで、普段よりもエネルギーを使います。
夏は体力を消耗しやすいのです。

「消耗した分、体力を回復すればいいだけでは?」と思われる人も多いと思います。
それはそうなのですが、先ほど述べたように、9月以降は、体力が回復しにくくなるのです。
その原因を細かくみていきましょう。

1.睡眠不足

夏が終わると、睡眠に必要な「メラトニン」が不足しやすくなり、寝付きが悪くなります。
メラトニンは朝日を浴びることで分泌し始め、朝日を浴びてから14~16時間後に眠りにつけるよう、脳に働きかけてくれる、体内時計の役割をもつホルモンです。

つまり、メラトニンは、日の出の時刻と関係が深いのですが、日の出が遅くなる9月以降は、夏と同じようには分泌されず、睡眠不足に陥り、体力が回復しにくくなるのです。

2.消化機能の低下

夏になると、暑さのあまり、そうめんやかき氷など、冷たくてサッパリしたものを食べがちです。
冷たいものばかり飲んだり食べたりしていると、胃腸が冷えて、消化機能が低下します。

結果、食べ物に含まれる、身体に必要な栄養をちゃんと吸収できず、体力が回復しにくくなるのです。

3.溜まったストレス

日本人はストレスを溜めやすい傾向があります。
五月病と同じように、新しい環境に馴染もうとして、新年度が始まった春からずっと溜め込んできたストレス、花粉症や黄砂、梅雨、台風、夏の暑さなど、季節の訪れによるストレス。
また、会社で課せられる目標や人間関係なども、人によってはストレスになることがあります。

ストレスを上手く解消できない人は、食べ物が喉を通らなかったり、寝付けなかったりして、体力が回復しにくくなるのです。

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9月病の改善方法


症状や原因が分かったところで、原因別に改善方法をみていきましょう。

1.睡眠不足

先述したとおり、上質な睡眠には、メラトニンの分泌が欠かせません。
また、メラトニンは、朝日を浴びてから14~16時間後に眠りにつけるよう、脳に働きかけてくれると説明しました。
眠りにつきたい時間から逆算して、朝日を浴びるようにしましょう

例えば、23時に寝たい人は、7時に朝日を浴びてください。
朝起きてすぐにカーテンを開けたり、日当たりがいい窓際で朝ごはんをたべたりするなど、朝日をしっかり浴びる工夫をしましょう。

また、寝る直前まで、テレビをつけたり、スマホを使ったりしていませんか?
明るい光を目に入れると、メラトニンの分泌が抑制されてしまいます。

寝たい時間の1時間前を目安に、部屋の照明を少し暗くして、テレビの電源を切る時間を決めて、その時間を過ぎたら見ないようにしましょう。

間接照明を活用するのもいいですね。ついつい触りがちなスマホも、布団から手が届かない場所に置いてしまいましょう。

2.消化機能の低下

消化機能が低下している場合は、冷たい食べ物や身体を冷やす緑茶、牛乳、コーヒーを口にしないように心がけて、胃を休めましょう。

注意点
コーヒーは身体を冷やすだけでなく、コーヒーに含まれているカフェインに覚醒作用があるので、寝付きを悪くしたり、睡眠の質を下げたりします。体力が回復するまでは控えてください。

コーヒーは身体を冷やすだけでなく、コーヒーに含まれているカフェインに覚醒作用があるので、寝付きを悪くしたり、睡眠の質を下げたりします。体力が回復するまでは控えてください。
睡眠とコーヒーの関係ー上手にカフェイン活用ー

消化のいいお粥やスープ、疲労回復に欠かせないビタミンB1が多く含まれている豚肉や大豆製品を積極的に食べましょう。

どうしても冷たいものを食べたくなったら、口の中でよく味わってから飲み込んでください。
口の中で、食べ物の温度が上がり、胃に与える刺激を軽減できます。

3.溜まったストレス

溜まったストレスは、ストレスのもとをなくしたり、解消したりするしかありません。

人間関係でストレスが溜まっている場合、本当にその付き合いが必要かを考えましょう。

義理で参加している飲み会はありませんか?
飲み会が多い夏。参加したくない飲み会は思い切って断って、参加したい飲み会に、自分のペースを合わせましょう。

また、会社で課せられる目標をプレッシャーに感じ、ストレスが溜まっているなら、問題点を箇条書きしてみると、意外に解決法が浮かぶかもしれません。
考えるだけでストレスが溜まるなら、時が来るまで忘れたり、考えない時間をつくったりすることも大事です。

心身ともにリラックスできる、自分の時間をつくりましょう

家族や信頼できる同僚、友人に、話を聞いてもらうだけでも、スッキリしますよ。

最後に

眠いからといって、休日に寝溜めしても、睡眠不足は解消されません。
早寝早起き、消化の良い食事をして、規則正しい生活を送りましょう。
そして、自分のペースや時間を大事にして、ストレスを溜め込まないようにして、9月病を予防してくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 

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