乾燥する季節は、口臭が強くなりやすい季節です。
アンケートでは、85%以上の人が、他人の口臭が気になったことがあると言っています。
特に冬は、屋外での乾燥はもちろんですが、室内も暖房やエアコンで空気が乾燥しています。
冬は閉め切った室内で人と話すことも多いので、特に口臭には気を付けたいですよね。
日頃から気を付け、人に不快な思いをさせないようにしましょう。
口臭の原因は?
一番に挙げられるのは、口の中の乾燥です。
口の中が乾燥することによって、唾液が減少して口の中を清潔にできないのです。
唾液は、消化を助ける役目のほかに、歯や粘膜の汚物を洗い流し口の中を清潔にする役割があります。
口の中には、数多くの微生物が住み着いていて、外部からの病原菌をシャットアウトする役目をもっています。しかし、この微生物が口臭のもととなるガスを発生させます。
これらの微生物の調整をしているのが唾液で、唾液が減少すると微生物が増え多くのガスを発生させます。
朝起きた時や、昼食・夕食前の空腹のときは特に気をつけましょう。
また、緊張したときも交感神経が優位になるため、口が渇いたりすます。
思春期などのホルモンバランスが崩れた時や加齢でも口臭が強くなると言われています。
簡単な口臭チェックの方法
「ビニール袋に息を吐いて、1分ほど置いてから臭いをかいでみる」と自分の口臭チェックができます。
また、口臭チェッカーも安いものでは1,000円くらいから、通常3,000~4,000円くらいでありますので、
一つ持っていても良いかも知れません。
口臭対策
では、口臭を防ぐにはどうしたら良いのでしょう?
一番、手軽で簡単なのは「水」を飲むことです
水を飲むことで、口の中の乾燥を防ぎ、唾液の分泌を促進することができます。
一日最低1L以上の水を飲むことをお勧めします。
喉が渇いた時だけではなく、少しづつチョコチョコと飲むようにしましょう。
(インフルエンザや風邪の予防にも効果があります)
このとき、お茶、ウーロン茶やコーヒーではなく「水」を飲むようにしましょう。
(お茶やウーロン茶は唾液の分泌を抑える効果があり、コーヒーは口の中を酸性にし口臭が強くなる場合があります。特に空腹時のお茶、コーヒーは避けましょう)
食後の歯磨きは口臭を防がない!
食後の口の中は、細菌レベルでは一日の中でも細菌の活性が無くなるため、もっとも良好な状態です。
歯磨きやうがいを過度にすると、食後の唾液も失ってしまいます。
そうなると、食後しばらくすると口の中が乾燥したり酸性になったりして口臭の原因になります。
食後は、食べかすが残らない程度の軽いうがいをしましょう。
乾燥するこの時期、身体の水分も失われがちなので、意識して水分の補給をしましょう。
また、室内の湿度にも注意をしましょう。
マスクをつけるのも有効的です。
携帯できる「保湿成分配合のマウススプレー」などもあれば、手軽に使えて便利です。
口臭防止の注意点
寝る前の歯磨きは必ずしましょう。
寝る前に歯磨きをするのとしないのとでは朝起きた時の口臭が7倍違うというデーターもあります。
寝ているときは、唾液の分泌が極端に少なくなるので、口が乾燥しやすくなります。
寝る前に歯磨きをして、出来るだけ口の中の細菌を減らすように心がけましょう。
朝寝起きの水、白湯は飲まないように!
朝起きると水や白湯を飲む人がいますが、これは寝ている間に増えた雑菌をそのまま飲み込むことになるので、やめておいてください。
朝起きたら、まず口の中に溜まった唾液を吐き出して、口をゆすぎ、歯を磨いてから水を飲みましょう
朝、起床後の歯磨き後に、200~300cc程度(コップ1杯程度)を飲むのがおすすめです。
これによって唾液分泌が促進されます。
そして、朝食は必ず食べるようにしましょう。
まとめ
口臭は、気付かないうちに他の人を不快にさせることがあります。
普段から気を付けたいものです。
よく言われますが、「食べる時はよく噛んで食べる」これも、唾液の分泌を促進します。
そして、鼻呼吸をするように心がけ、定期的に水を飲み口の中の乾燥を防ぎましょう。
これだけでも随分と変わるはずです。
最後に喫煙や飲酒は口の中を乾燥させます。ほどほにしましょう!