猫には身を隠せる静かな環境が必要と言われていますが、どうして隠れ家が必要なのかご存知でしょうか?
今回は、猫に隠れ家が必要な理由と隠れ場所の作り方や隠れ家におすすめのアイテムを5つご紹介いたします。
猫に隠れ場所が必要な理由
猫は群れを成すことなく単体で暮らしてきた生き物であるため、完全室内飼いの家猫でも、時には静かに過ごせる環境が必要となります。
2.体調が悪い時
3.新しく家にやってきたばかりの時
猫はとても神経質な生き物です。
新しく迎えた猫は、今まで暮らしてきた環境から突然真新しい環境に変わるため、大きなストレスを感じます。
また、完全室内飼いで家族以外の人間に慣れていない猫にとって、宅配便などのイレギュラーな来客も同様にストレスを感じます。
この場合、猫にとって落ち着ける静かな隠れ場所があれば、猫は自分で心を落ち着かせることができます。
猫の隠れ場所の作り方
そのため、タンスや食器棚などの高い家具の上や、エアコンや冷蔵庫の上などの家電の上に乗りたがります。
しかし、このような高い家具家電の上にはホコリなどのゴミが多く溜まっており、こまめな掃除も難しい場所であるため、別の隠れ家を用意してあげたほうが良いでしょう。
また、タンスの引き出しの一角を与えてしまうのもおすすめです。
猫の隠れ家には狭くて暗く・静かな環境が最適です。
部屋数に余裕があるなら、部屋を一室猫用に与えても良いでしょう。
現在13歳の老描となりましたが、まだまだ元気に家中のパトロールを欠かしません。
しかし、年齢を重ねるごとに静かな環境を好むようになりました。
我が家では、寝室以外の全ての部屋を、猫は自由に行き来できるようにしています。
特に滞在時間の多いリビングには、猫ちぐらを用意しており、寒い冬にはヒーターの前やエアコンの風が当たる場所が定位置となっています。
ドアは常に開けっ放しにしておき、窓際にキャットタワーを設置。
猫が静かにすごしたいとい感じたら、自由に隠れ家を使えるようにしています。
隠れ場所におすすめのアイテム5選
前述したように、タンスや食器棚などの高い家具の上や、冷蔵庫やエアコンなどの高い位置にある家電。
タンスの引き出しや押し入れの中が猫にとって隠れ家に向いています。
しかし、高い場所は人間の手が届きにくいため、ほこりなどのゴミが多く溜まっている他、タンスや押し入れの中に猫が居座ると、収納している物が毛だらけになってしまいます。
そこでおすすめなのが、猫の隠れ家におすすめのアイテムを使用して、隠れ家を快適にしてあげることです。
キャットタワー
各メーカーが様々な種類や大きさ・価格帯のキャットタワーを販売していますが、隠れ家としておすすめのキャットタワーはこの商品です。
安定感のある大きいキャットタワーで、重さは25.2kgあるのでちょっとしたことで転倒することはありません。
据え置きタイプで天井と床で突っ張らないため、賃貸でも安心して使用できます。
隠れ家に必須な個室が2つあり、別売りのパーツで好みのキャットタワーにカスタマイズすることができます。
猫ちぐら
猫ちぐらは稲わらを編んで作られた猫の寝床のことで、もともとは人間の赤ちゃんを寝かしておくゆりかごとして、お米の生産が盛んな新潟県や長野県で使われていました。
暗くて狭い環境は猫にとって快適で、隠れ家にピッタリ。
しかし、湿度の高い部屋で使用するとカビが発生する場合があるので、日当たりのよい乾燥した部屋の隠れ家としておすすめです。
カラーボックス
猫の隠れ家にあまりお金をかけられない飼い主の方には、カラーボックスがおすすめです。
書類などを収納するのに大活躍するカラーボックスは、猫を収納するのにも最適です。
ペット用品の大手PEPPYでは、カラーボックスを活用した猫の隠れ家を紹介しています。
【参考】猫が喜ぶしあわせ猫ルーム/PEPPY
カラーボックスは、ホームセンターのプライベート商品であれば1,000円以下で購入できるので、低予算で猫の隠れ家をDIYすることができます。
ペット用ホットカーペット
猫は寒さに強いと言われていますが、それでも厳しい寒さは堪えるものです。
猫の隠れ家として静かな部屋を一室与えている場合、暖房器具を普段は使用していないケースが一般的です。
猫が静かに落ちつける隠れ家だけ暖かくするには、ペット用のホットカーペットがおすすめです。
どうして人間用の足元だけのホットカーペットではいけないのかと言うと、ペットが快適に健康で過ごせる温度がそもそも異なるためです。
アイリスオーヤマのペット用ホットカーペットは、表面が38℃、裏面が28℃と温度を2段階に調整できるため、個体差で温度調整が可能です。
また、ヒータ部分とコード部分を保護した作りになっているので、噛みついて電線がむき出しになることがなく、安心して使用することができます。
キャットウォーク
持ち家などで自由に壁に穴を開けられるご家庭の場合、
壁に棚受けとヒノキなどの天然木を固定して、キャットウォークをDIYするのがおすすめです。
家具や家電の上に登られると困る飼い主の方は、ホームセンターで購入できる材料で、猫の隠れ家をDIYしてみるのも良いでしょう。
まとめ
猫は神経質の生き物なので、落ち着ける隠れ家が必要です。
部屋の一角や一室丸ごと隠れ家として用意してあげる他、ご紹介したアイテムを使って猫の隠れ家を用意してあげましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。