前回、お伝えした「仏壇の掃除の方法」に続きとして、
今回は、「仏具の掃除方法」まとめました。
燭台(ロウソク立て)、香炉(線香立て)やおりん(上の写真)の
掃除の仕方もご紹介しています。
是非、この機会に仏壇、仏具の掃除をしてください。
仏具の掃除の時に用意するもの
前回の「仏壇の掃除方法と必要な掃除道具」でも述べましたが。
<用意するもの>
・仏壇クリーム(「ピカール」など)
・金属磨き(「ピカールケア」など)
・「ローがとれます」など
・使う古したTシャツや肌着
・破れたストッキング
・新聞紙
・仏壇掃除用クロス
・香炉の灰に使う「ふるい」(茶こしなど)
など
仏具の掃除の仕方
仏具は、種類などによって材質も変わってきます。
プラスチック製、陶器製、アルミ製などがあり、高価なものなら真鍮製などとなります。
そのためこうすれば良いというのは一概に言うことはできませんが、乾いた柔らかい布で拭き取るというのがまずは基本となります。
硬い布の場合は、傷が付いてしまう恐れがあります・
注意点!
・金箔や金粉をあしらったものは触らない方が良いです。
塗り物の仏具
・見台(過去帳を乗せる台)
・りん台(おりんを乗せる台)
・仏器台(ごはんの器を乗せる台)
などさまざまです。
最近はプラスチックや木製のものに漆塗りのものが多いようです。
柔らかい布で拭きとりましょう。
頑固な汚れには、固く絞った布で水拭きをして、すぐに乾拭きするようにしましょう。
金属製の仏具
・瓔珞(天井や屋根から吊るすきらきらとした荘厳具)、
・輪灯(おもに浄土真宗で用いる照明具で笠と吊具と皿で構成された仏具。天井から吊るして皿の部分であかりを灯す)、
・仏飯器(ごはんを盛る器)、五具足(花立、火立、香炉)
・おりん
などがあります。
金属製の仏具は真鍮製の鋳物がほとんどなのですが、
最近は、金メッキをしたのものや、漆を焼き付け黒や赤っぽい色を付けているものもあります。
これらのものは、柔らかい布で拭き取る程度にしましょう。
真鍮の仏具とメッキの仏具では、メッキの方が光沢が長持ちし、真鍮製の方は年月が経つと黒くくすんできます
真鍮の仏具は年月が経つと黒くくすんできたり、緑青の錆が現れたりします。
真鍮製の仏具であれば、専用の磨き粉で拭きあげると光沢が甦ります。
「おりん」は、磨くことで音色もきれいになるますので、是非、やってみましょう。
もし見分けがつかない場合は、お近くの仏壇屋さんに尋ねてみましょう。
陶磁器やガラス製の仏具
陶磁器やガラス製のものは、特別気を配る必要はありません。
普段の食器を洗う時と同じように洗って大丈夫です。
注意点
燭台、香炉、おりんの掃除の仕方
燭台(ローソク立て)の掃除の仕方
燭台(ローソク立て)に残ったロウソクのロウを取り除いてから
真鍮製なら、専用の磨き粉で磨きます。
陶磁器製ならば、中性洗剤で洗い、水分を拭き取ります。
注意!
熱湯をかけて取り除くようにしましょう。
釘や先のとがったもので、無理に取り除こうとしてはダメですよ!
燭台を傷つけてしまうことがあります。
線香立ての掃除の仕方
中の灰を出して
真鍮製の場合、陶磁器の場合の掃除の仕方によってキレイにします。
■灰のお手入れに■〔金メッキ〕持手付灰ふるい器 スコップ型灰ならし付【お彼岸】【お盆】* |
中の灰は、「ふるい」や「茶こし」の様なもので、
ふるいにかけお線香の燃えカスを取り除きます。
そして、香炉に7~8割位の灰を入れ、軽くかき混ぜならします。
そうすることにより、中に空気が入りお線香が燃えやすくなります。
最後に、表面を綺麗に平らにします。
おりんの掃除の仕方
真鍮製の「おりん」は年月が経つと黒くくすんできたり、緑青の錆が現れたりします。
真鍮製の「おりん」であれば、専用の磨き粉で拭きあげると光沢が甦ります。
「おりん」は、磨くことで音色もきれいになりますので、是非、やってみましょう。
まとめ
如何でしたでしょうか?
仏壇、仏具の掃除といえば、中々手を付けにくいのもですが、
慣れてしまえば、簡単ですので、是非、掃除をしてみてください。
きっと、気持ちも落ち着き、運気も上がると思いますよ!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
こちらも参考にしてください。
仏壇の掃除方法と必要な掃除道具 | 仏壇掃除で失敗しないために!