受験生の前で言ってはいけない「すべる」や「落ちる」。
不合格をイメージさせる、縁起が悪い言葉ですよね。
受験シーズンは合格をイメージさせる、縁起がいい言葉や食べ物にあやかって、受験勉強のやる気を高めたいもの。
同時に、縁起がいい食べ物やお菓子にとらわれ過ぎて、体調を崩すことがないようにしたいですね。
受験に縁起がいい食べ物やお菓子、食物繊維や脂分、糖分が多い食べ物を摂る時の注意点を紹介します。
第一章:受験に縁起がいい食べ物
おめでたい印象がある鯛や昆布は結婚式の引き出物の定番ですよね。
受験にも、縁起がいい定番の食べ物があります。早速、みていきましょう。
1.れんこん
穴が空いているれんこん。
穴を覗くと、先が見えますよね。れんこんは見通しがつく、受験に合格するといわれています。
また、れんこんは「風邪の特効薬」とも呼ばれていて、風邪を予防したり、早く治したりするのに欠かせない栄養素であるビタミンCがレモンより多く含まれています。
ストレスがたまると免疫力が低下して風邪にかかりやすいので、れんこんを食べて受験合格にあやかりつつ、体調をしっかり管理しましょう。
2.オクラ
オクラを切ると、切り口が五角形になっていませんか?合格をイメージさせる五角形のオクラ。
また、粘り気があるため長い受験シーズンを乗り切ることができる食べ物だといわれています。
一年中、スーパーの野菜コーナーに並んでいるオクラですが、オクラの旬は実は夏。
オクラの栄養をしっかり摂りたいなら、夏に食べるのがおすすめです。
オクラはカロリーが低く、腹持ちがいいので、さまざまな野菜と組み合わせてサラダにして、夜食として食べてもいいですね。
3.納豆
粘り気がある納豆は、オクラと同じように、長い受験シーズンを粘り強く乗り越えられる食べ物だといわれています。
また、納豆には疲労を取り除くビタミンB2がたくさん含まれています。納豆1パックで一日に必要なビタミンB2の2割を摂取することができます。
納豆を食べて、疲れをこまめに取り除き、勉強に集中できるように体調を整えましょう。
4.トンカツ
「勝つ」という二文字が含まれているトンカツ。
トンカツは子どもが大好きな料理ですが、トンカツばかりでは飽きてしまうのでトンカツに限らず、チキンカツやエビカツなど「勝つ」揚げ物を食べるといいですね。
5.おむすび
おむすびは縁を「結び」つける食べ物。
お米一粒に7人の神様がいるという話を聞いたことはありませんか?
7人の神様は七福神だという説があります。
七福神が宿っているお米で作ったおむすびを食べると、幸運が巡り、志望校との縁を結んでくれそうですね。
6.かつおぶし
トンカツと同じように、「勝つ」という二文字が含まれているかつおぶし。
冷や奴やお好み焼き、たこ焼きにかけたり、白いご飯と混ぜておむすびをつくったりと、レパートリーが幅広く、お母さんも食事に取り入れやすい食べ物ですね。
7.ウィンナー
英単語・Winnerと発音が似ているウィンナー。
「ウィンナーを食べて、受験に勝つ(Win)」というダジャレですが、朝食やお弁当のおかずに手軽に取り入れられるウィンナーは、受験勉強を頑張る子どもと料理するお母さんの強い味方。
小腹が空いた時につまむのもいいですね。
第二章:受験に縁起がいいお菓子
受験シーズンが近付くと、スーパーやコンビニのお菓子売り場には、絵馬や桜のイラストが描かれたパッケージのお菓子が並びます。
中には、名前が受験シーズンだけ変わるお菓子もあります。
受験合格をイメージさせるお菓子を勉強の合間に食べると、やる気が上がって、勉強がはかどりそうですね。
受験に縁起がいいお菓子を紹介します。
1.キットカット
「(受験に)きっと勝つ」というフレーズに似ているキットカット。
大きな袋に個別包装で小分けされて入っているうえに、個別包装の裏にメッセージを書くスペースがあり、子どもに配る塾もあるほど人気のお菓子です。
2.カール
カールおじさんの印象が強くカールと受験合格がなかなか結びつかないかもしれませんが、「(受験に)うカール」というフレーズで縁起がいいお菓子です。
小分けされておらず、一袋あたりの量が多いですが、子どもはスナック菓子が大好きなのでペロリと食べきってしまうのではないでしょうか。
カールを手で食べると、指に油が付き参考書のページをめくれないので、勉強の合間に食べるには適していないかもしれません。
カールと一緒にウェットティッシュを差し入れしましょう。
3.コアラのマーチ
木にずっとしがみついているコアラ。
実は寝る時も木にしがみついているってご存知でしたか?
寝ていても木から落ちないコアラにあやかったお菓子です。
当たり前ですが、受験当日に寝坊して試験に間に合わなかったり、試験中に寝て答案用紙が真っ白だったりすると、さすがに残念な結果になる可能性大なので気を付けましょう。
第三章:食物繊維や脂分、糖分が多い食べ物を摂る時の注意点
実力と今までの努力を発揮する受験日。
受験に向けてどんなに準備をしていても、誰だって緊張しますよね。
縁起がいい食べ物やお菓子を食べると少しは緊張がほぐれるかもしれませんが、だからといって縁起がいい食べ物やお菓子ばかりを食べるわけにはいきません。
1月から3月まで続く3ヶ月の受験期間は、日本で一番寒い時期です。
風邪はもちろん、インフルエンザなども流行ります。
3ヶ月の間に体調を崩さないように、お母さんは子どもの栄養管理に気を付けてあげなければいけません。
紹介した縁起がいい食べ物やお菓子の中には、食物繊維や脂分が多い食べ物、糖分が多いお菓子が含まれています。
食物繊維や脂分、糖分が多い食べ物を摂る時の注意点をみていきましょう。
1.食物繊維が多い食べ物
れんこんやオクラには食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維には腸内環境を整える働きがありますが、食物繊維を摂り過ぎると腸の中で食物繊維が固まってしまい便秘を引き起こしたり、逆にお腹が緩くなって、下痢を引き起こしたりするおそれがあります。
受験当日に下痢になると、試験に集中できませんよね。
受験前日や当日に食物繊維を摂るなら、摂り過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
また、便秘にならないために食物繊維と一緒に水分をしっかり摂って、腸の中で食物繊維が固まるのを防ぎましょう。
2.脂分が多い食べ物
トンカツなどの揚げ物やカールなどの加工過程で油を使っているスナック菓子は、夜遅くに食べると胃もたれを引き起こすおそれがあります。
トンカツやスナック菓子は子どもが大好きな食べ物ですが、夜食として食べるのは控えましょう。
また、受験当日の朝食をしっかり摂れるように、受験前日は夕食として食べるのも控えるほうが無難です。
受験当日の昼食にお弁当を食べるなら、お弁当のおかずにトンカツを取り入れましょう。
3.糖分が多い食べ物
頭がよく働いている勉強中は眠くなりがちです。
特に苦手科目を勉強している時に、強い睡魔に襲われる方が多いのではないでしょうか。
甘い食べ物は頭を働かせるために必要ですが、摂り過ぎはいけません。
というのも、意外かもしれませんが糖分の摂り過ぎは眠気や空腹を引き起こすからです。
甘い食べ物を摂って頭が働くのは実は一時的なもの。
その後、血糖値が急激に下がることで眠くなったり、お腹が空いたりしてしまいます。
血糖値を変化させないようにするためには、糖分が控えめ、もしくは糖分が含まれていない食べ物を摂ることが大事です。
最近では、スーパーやコンビニで、糖質ゼロのチョコレートやビスケットなどが売られています。
受験当日に持ち歩くなら、糖分が多いおやつではなく、糖質ゼロのおやつを選びましょう。
まとめ
受験に縁起がいい食べ物やお菓子、食物繊維や脂分、糖分が多い食べ物を摂る時の注意点を紹介しました。
受験に縁起がいい食べ物には、見通しがつくれんこん、勝負に「勝つ」トンカツ、志望校との縁を「結ぶ」おむすび、受験に「勝つ(Win)」ウィンナーなどがあります。
また、受験シーズンになると、受験合格をイメージさせる限定パッケージでキットカットやカールなどがスーパーやコンビニのお菓子売り場に並びます。
受験に縁起がいい食べ物やお菓子を食生活にさり気なく取り入れてみてはいかがでしょうか。
受験シーズンは風邪やインフルエンザが流行る時期です。
縁起がいい食べ物やお菓子にとらわれ過ぎて、子どもが体調を崩すことがないようにお母さんは気を付けてあげてくださいね。
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