京都、平城京の裏鬼門に当たる南西方向に位置し、
木津川、宇治川、桂川が合流して淀川となる古くからの要所に
日本三大八幡宮の一つ「石清水八幡宮」はあります。
今回は、石清水八幡宮の案内とアクセス、おすすめスポットを4つご紹介いたします。
この石清水八幡宮は、「天皇家」にも所縁が深く、
また、「源氏」「織田家・豊臣家・徳川氏」を初め多くの武将たちにも尊崇されました。
石清水八幡宮とは
京都府八幡市にある石清水八幡宮は、
神社の社格の一つである二十二社の一社で、
日本三大八幡宮の一社でもある由緒正しい神社です。
平成28年2月9日には、
石清水八幡宮の本社十棟と、附棟札三枚が国宝に指定されたことで、
天皇陛下が直々に参拝に訪れ話題となりました。
【参考】国宝指定について/石清水八幡宮
860年清和天皇が建立させたと言われており、
都の守護神、国家安泰の神として朝廷にも篤い崇敬をいけてきました。
天皇家とも所縁が深く、伊勢の神宮に次ぐ第二の宗廟とも称されました。
また、「源氏」や「織田家」「豊臣家」「徳川家」や「清和源氏の流れをくむ武将」たちから特に尊崇されました。
鎌倉時代中期に当時大陸を支配していたモンゴル帝国や
その属国などによって日本侵攻を受けた元寇の際に、
境内から打ち放たれた巨大な矢が元軍に襲いかかり、
撃退に成功したという言い伝えが残っています。
そのため石清水八幡宮は、厄除け・開運の神様として信仰されてきました。
また古事記によると、
「神功皇后が出征された時、お腹には応神天王を身篭っておられました。そこで石を帯の中に巻きつけ、無事に戻られ安産された」
とあったことから、安産の神様としても信仰されています。
地元の人からは「はちまんさん」の愛称で親しまれ、
初詣の時期はもちろん、
結婚式や赤ちゃんのお宮参り、七五三などでも多くの参拝客が訪れています。
アクセス
電車でのアクセス
京都駅から近鉄電車「丹波橋駅」、もしくはJR「東福寺駅」から乗り換え、
京阪本線「八幡市駅」にて下車。
その後、男山ケーブルで「男山山上駅」下車後、徒歩5分。
地下鉄御堂筋線「淀屋橋」、もしくはJR環状線「京橋駅」から連絡乗り換えにて、
京阪本線「八幡市駅」下車。
その後、男山ケーブルで「男山山上駅」下車後、徒歩5分。
車でのアクセス
名神高速・大山崎ICから約10分。
石清水八幡宮「一の鳥居」のすぐ右側に駐車場があります。
駐車場利用料金は普通車で500円、利用時間は午前8時30分~午後4時までです。
【参考】交通アクセス/石清水八幡宮
石清水八幡宮のおすすめスポット
歴史深い石清水八幡宮は、
敷地内に多くのパワースポットが点在していることでも有名です。
また春には、ソメイヨシノからボタンザクラまで2,000本もの桜を楽しむことができることから、
毎年お花見の時期には花見客が多く訪れ、露天も多く出店されます。
そんな石清水八幡宮に一度は訪れたいと感じた方へ、石清水八幡宮のおすすめスポットをご紹介いたします。
【参考】境内のご案内マップと開門時間
南総門から本殿前
自分にとって害のあるものを整理し、
正しい方向へ導いてくれると言われています。
また南総門から本殿を見てみると、
本殿がやや西側を向いていることに気づくと思います。
これは、参拝をした帰りに神に背を向けないために、
中心からややズラして作られたと言われています。
エジソン記念碑
京都府八幡市と言えば、かの有名なエジソンが、
白熱電球の長時間店頭の実用化に成功した際に、八幡市の竹を用いたと言い伝えられています。
そのことから、敷地内にエジソン記念碑が建てられ、学問の神様としても信仰されています。
竹でできたエジソンの合格祈願絵馬もあるので、
受験を控えた方はぜひ合格祈願に訪れてみてはいかがでしょうか。
男山展望台
男山ケーブルカーで「男山山上駅」に着いたら、
石清水八幡宮に向かう道中に「展望台はこちら」という看板が建てられています。
看板に従って急な階段を上ると、
そこには八幡市だけでなく京都市街が一望できる展望台があります。
季節を問わず多くの人が訪れ、
温かい季節にはお弁当を持参してピクニックをされている方もいらっしゃいます。
石灯篭
本殿に背を向け、参道を歩くとそこには信者から寄付された石灯篭がズラリと並んでいます。
その数は百を超えていて、
石の重量感を感じることができる迫力の光景です。
本殿や桜門など、色鮮やかな建物に少し目を休ませたい人は、
石灯篭が並ぶ参道で一休みしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
第二京阪道路などが開通し、
交通の便が良くなるなど活発に都市開発を進めているエリアにある、石清水八幡宮。
国宝に指定されたことから、全国各地から参拝客が訪れるようになりました。
また、同じ京阪本線「枚方市駅」近くに外国語大学があることから、外国人観光客の姿も見られます。
季節を問わず、
地元の人に「はちまんさん」の愛称で親しまれる石清水八幡宮に、一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
こちらも参考にしてください。
初詣は京都府八幡市の石清水八幡宮に行こう!混雑状況や交通規制