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夏になると、エアコンと除湿機を使って、温度や湿度を調整するように言われたり、冬になると、エアコンと加湿器を使って、温度や湿度を調整するように言われたりしますが、具体的に温度は何度に、湿度は何%に設定すれば良いのでしょうか?
日中と就寝時に調整する温度、湿度は同じで良いのでしょうか?
日中と就寝時の快適な温度と湿度を、夏、冬の季節別に紹介します。
 

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第一章:夏の快適な温度と湿度

最高気温が25度を超える日を夏日30度を超える日を真夏日35度を超える日を猛暑日といいます。
また、夜間の最低気温が25度以上の日を熱帯夜といいますね。

例えば、日中の最高気温が33度で、冷房設定温度を28度にしていた場合、就寝時の冷房設定温度は28度のままで良いのでしょうか?
湿度の調整はどうしたら良いのでしょうか?
日中と就寝時の夏の快適な室温と湿度をみていきましょう。

(1)夏の日中の快適な室温と湿度

日中の夏の快適な温度は25~28度、湿度は55~65%といわれています。
だからといって、33度の真夏日に、冷房設定温度を25度にしていては、屋外と室内の温度差があり過ぎるので、自律神経が乱れ、体調を崩しやすくなってしまいます

冷房を何度に設定するか悩んだ場合は、屋外と室内の温度差を5度以下にとどめることを念頭に置いたうえで、28度から徐々に下げて、快適に感じる温度をみつけましょう。

設定温度を下げることの他、扇風機を使ったり、着用する衣服の枚数を減らしたりするなどの方法もあります。
同じ部屋で過ごしていても、筋肉量や皮下脂肪量によって身体が感じる温度が変わるため、暑いと感じる人もいれば、寒いと感じる人もいます。

暑ければ、服を脱げばいいのですが、脱ぐ枚数にも限りがありますよね。
寒いと感じている人も、着用する衣服の枚数を増やすなどして、快適に過ごせるように譲歩しましょう。

また、私達の皮膚から水分が蒸発したり、熱が奪われたりすることによって、肌が感じる温度が変わります
この肌が感じる温度を「体感温度」といいます。体感温度は、気温、湿度、風速が分かっていれば計算することができます。

アプリやインターネット上で体感温度を計算できるので、興味のある方は調べてみてください。
体感温度の計算はコチラから

(2)夏の就寝時の快適な室温と湿度

就寝時の夏の快適な温度は26~28度以下、湿度は50~60%といわれています。
「夜間の最低気温が25度以上の日を熱帯夜というのに、26~28度に冷房を設定したら暑いのでは?」と思った方も多いと思います。

就寝時の布団の中の快適な温度と湿度をご存じでしょうか?
布団の中の温度が33度湿度が60%程度であれば、快適に寝付くことができるいわれています。

眠りに落ちると、人間の体温は低下します。設定温度が低ければ、体温がますます低下することになり、血管が収縮して、翌日に疲れを持ち越してしまいます

「28度では、暑くて寝付けない!」という方は、就寝する1時間前に、温度を25度以下に設定して、冷房で寝室を冷やしておきましょう
太陽が沈んでも、日中に建物が吸収した熱が残り、夜になっても、部屋が暑い場合もありますよね。
このような場合も、就寝する前に寝室を冷やしておくといいですね。
扇風機を併用すると、冷気をスムーズに循環させられますよ。
布団に入ったら、26~28度に設定し直すのを忘れないようにしてくださいね。

室温が26度以下であっても、蒸し暑くて寝苦しいと感じるなら、湿度が高いせいかもしれません。
蒸し暑さを示す指数として、「不快指数」があります。不快指数は、気温と湿度が分かっていれば、
「0.81×気温+湿度×(0.99×気温-14.3)+46.3」
という計算式から算出することができます。

不快指数が75を超えると「やや暑い」
80を超えると「暑くて汗が出る」
85を超えると「暑くてたまらない」とされています。

逆算をして、自分に適した温度、湿度を知るのもいいですね。

不快指数の計算はコチラから

先述したように、眠りに落ちると、人間の体温は低下するのですが、この時、汗をかいて、体温を下げています。
寝室の湿度が高いと、かいた汗が蒸発しないため、体温を効果的に下げることができなくなり、寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。

湿度が15%下がると、体感温度が1度下がるといわれています。
冷房を使うような室温ではないけれども、蒸し暑さを感じる時には、冷房ではなく、ドライ機能を使えば、湿度が50~60%になるように調整するだけで、快適に寝られるかもしれません。
 

(3)その他の注意点

夏のキッチンは高温多湿になりやすいです。
コンロやレンジ、オーブンを使うと、台所の温度が上がり、お湯を沸かすと、湿度も上がりますね。

暑くて疲れがたまりがちな夏だからこそ、栄養のある食事をとってほしいと思って、台所に長時間立って料理する方も多いと思います。
台所にエアコンがあるなら冷房をつけて、エアコンがないなら、扇風機をまわしたり、窓を開けたりして、キッチンに熱気がこもらないようにしてくださいね。

また、赤ちゃんがいる家庭でも、先述した「26~28度以下、湿度は50~60%」という環境であれば、大人も赤ちゃんも快適に過ごせます
しかし、屋外と室内の温度差はもちろん、リビングと廊下の温度差が大きいと、体温調整機能が未熟な赤ちゃんの身体に負担をかけてしまいます。

ドアを開けたり、扇風機を回したりして、リビング、廊下、キッチンなど、赤ちゃんが出入りする部屋の温度は、できるだけ一定に保ってあげましょう
 

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第二章:冬の快適な温度と湿度

最低気温0度未満の日を冬日最高気温が0度未満の日を真冬日といいます。
日中と就寝時の冬の快適な温度と湿度をみていきましょう。

(1)冬の日中の快適な室温と湿度

日中の冬の快適な温度は18~22度湿度は45~60%といわれています。

暖房を何度に設定するか悩んだ場合は、夏の冷房設定温度と同じように、屋外と室内の温度差を5度以下にとどめるようにして、18度から徐々に上げて、快適に感じる温度をみつけましょう。

湿度が40%を下回ると、肌がカサカサになったり、喉が乾燥したり、ドライアイになったりするなど、身体に異変を感じることがあります。
また、風邪やインフルエンザのウィルスが活発化してしまいます。

湿度が低いと、体調を崩しやすくなるので、加湿器を使ったり、濡れたタオルを室内に干したりして、湿度を調整しましょう。
乾燥を感じたくない、風邪をひきたくないからといって、湿度を上げ過ぎるのはやめてくださいね。

湿度が60%を上回ると、ダニやカビが発生しやすくなってしまいます。

(2)冬の就寝時の快適な室温と湿度

就寝時の冬の快適な温度は16~19度以下、湿度は50~60%といわれています。
暖かいリビングで過ごした後に、寒い寝室に入ると、寝付きが悪くなってしまいます

また、陽が照って、日中は暖房をつけなくても暖かかった部屋であっても、太陽が沈めば、一気に冷え込みます。

就寝する1時間前に、温度を20度以上に設定して、暖房で寝室を暖めておきましょう
布団に入ったら、16~19度に設定し直すのを忘れないようにしてください。

また、寝室が暖まっても、布団が冷たければ意味がありません。
先述したように、就寝時の布団の中の快適な温度は33度、湿度は60%程度です。
湯たんぽや電気毛布などを使って、布団の中を温めておくといいですよ

温め過ぎを防ぐためにも、低温やけどを防ぐためにも、布団に入ったら、スイッチを切ったり、布団から出したりするようにしてください。

充電式の湯たんぽなどもありますので、上手に使いましょう!

 

(3)その他の注意点

赤ちゃんにとって、冬の快適な温度は20~22度、湿度は50~60%です
大人にとっての快適な温度、湿度と大差がないですね。

注意!
赤ちゃんは大人よりも体温が高めなので、同じ温度でも、赤ちゃんは暑い、大人は寒いと感じがちです。
このような場合は、赤ちゃんにとっての快適な温度を優先し、大人が厚着するなどして調節しましょう。
 

まとめ

日中と就寝時の快適な温度と湿度を、夏、冬の季節別に紹介しました。

夏の日中の快適な温度は25~28度、湿度は55~65%、就寝時の快適な温度は26~28度以下、湿度は50~60%です。

冷房をこれらの温度に設定していても暑いと感じるなら、湿度が高いせいかもしれません。
湿度が15%下がると、体感温度が1度下がるといわれています。
ドライ機能や除湿器を使って、湿度を下げましょう。

冬の日中の快適な温度は18~22度、湿度は45~60%、就寝時の快適な温度は16~19度以下、湿度は50~60%です。

また、布団の中の温度が33度、湿度が60%程度であれば、快適に寝付くことができるいわれています。
布団に入る前に、布団の中の温度を調整しておくことで、寝付きやすくなります。

赤ちゃんがいるご家庭では、屋外と室内の温度差はもちろん、リビングと他の部屋の温度差があまり開かないように気をつけてください。
温度差が大きいと、体温調整機能が未熟な赤ちゃんの身体に負担をかけてしまいます。

夏と冬、日中と就寝時では、快適な温度が異なります。
温度計、湿度計をチェックしながら、冷房や暖房を上手に活用して、暑い夏、寒い冬を健康的に過ごしましょう。
 
 

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