「犬よりトイレのしつけが楽」と言われる猫ですが、猫にもトイレトレーニングが必要です。
今回は、猫のトイレのしつけ方を始め、猫のトイレの環境やトイレの種類についてご紹介いたします。
猫としつけ
これから猫を飼おうとしている方や、すでに猫を飼っていてトイレトレーニングに悩んでいる飼い主の人に知っておいてほしいのが、猫は犬のようにしつけを行うことができないということです。
猫は犬とは違い、単独で生きてきた生き物です。
そのため、ボスに従うという習性がそもそも存在しておらず、叱ったり罰を与えることでしつけることはできません。
では、猫にどうすればトイレをしつけることができるのか。
それは、猫にトイレ = 気持ちのいい場所 ということを認識させてあげることです。
猫には危険回避能力が強く、一度「怖い」「嫌だ」と認識してしまえば、その場を避けるようになります。
そのため、後述する猫にとって快適なトイレ環境を整え、トイレでおしっこやうんちをすれば気持ちいいんだということを教えてあげるようにしましょう。
猫のトイレトレーニングのやり方
猫は犬と異なり、トイレトレーニングが簡単です。
猫が生後1か月過ぎたらトイレトレーニングをスタートさせます。
猫がトイレに行きたがったら、床のニオイを飼いでソワソワ落ち着かない素振りを見せます。
これを「トイレサイン」と言い、このサインを見せたらトイレに連れていくようにしましょう。
3~4回連続で成功すれば、トイレトレーニング完了と言えるでしょう。
猫が快適なトイレ環境
猫は綺麗好きの生き物と知られています。
こまめな毛づくろいを欠かさない生き物なくらい綺麗好きですから、トイレも常に綺麗な状態が理想です。
風通しの悪いトイレではニオイがこもってしまいます。
人間もくさいトイレは使いたくありませんよね。
猫も同じですので、風通しの良い廊下などにトイレを設置し、一度設置したトイレは極力移動させないようにしましょう。
里親で引き取った猫は保護主からトイレを譲り受ける
この子は生後2か月の時に里親として引き取った子で、比較的スムーズにトイレができるようになりました。
里親で猫を引き取る方も多いので、経験から一つおすすめしたいのが、保護主からトイレを譲り受けられるか交渉することです。
その環境下に、これまで過ごしてきた環境のニオイがあれば、積極的にその場所で過ごしたがります。
我が家で子猫を引き取った時、保護主の方がこれまで使っていた猫砂を譲ってくださいました。
トイレは我が家で用意したものを使用し、そこに貰った猫砂を入れておいたところ、何も教えていないのにトイレで排泄をしていました。
個体差はあると思いますが、猫を里親として引き取る時は、トイレもしくは猫砂を保護主から譲ってもらえないか交渉してみましょう。
おすすめトイレ3選
猫のトイレには、「ハーフカバータイプ」「システムタイプ」「ドームタイプ」の3パターンが主流です。
他にも全自動タイプや上からタイプなどがありますが、今回はこの3つタイプで人気の商品をご紹介いたします。
ハーフカバータイプ
シンプルなデザインとカラーのハーフカバータイプの猫トイレです。
砂の飛び散りを防ぎ、完全に覆わないのでニオイが籠らず、猫の様子も確認できるタイプです。
価格も比較的安価で手入れがしやすいのでおすすめです。
システムタイプ
システムタイプのトイレは、専用のシートを設置することでトイレ掃除の頻度を減らすことができるトイレです。
専用シートは約2週間分のオシッコを吸収してくれますが、2週間もればニオイがひどく気になるようになるので、おすすめは1週間を目途に取り換えることです。
トイレ掃除の頻度は確かに減らせるので、仕事などで日中家を空けることが多い飼い主におすすめです。
猫砂にもこだわろう
トイレに敷く猫砂にも様々なタイプがあります。
オシッコをすれば砂が吸収して固まる「猫砂」。
システムトイレなどで、オシッコをトイレ下部のシートに吸収させるのに特化した「チップ」。
主にこの2つが主流となっています。
猫によって好みが異なるため、様子を見ながら様々な砂を試すようにしましょう。
まとめ
猫のトイレトレーニングは最初が肝心です。
猫にとってトイレは快適な場所だと認識させ、間違えても大声で叱るようなことは避けます。
環境やトイレの種類も重要なので、今回ご紹介したことを参考に、猫に合ったトイレを見つけてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。