30代になると、頭に白髪が生えたり、髪が薄くなったりして、加齢による髪トラブルに悩み始めます。
40代、50代と、年を重ねるにつれて、悩みが増えるばかり。
髪だけでなく、眉毛が伸び過ぎたり、眉毛にも白髪が生えたりするなど、眉毛の悩みをもつ男性が増えていることをご存知ですか?
老化による眉毛の変化や眉毛の手入れの仕方、眉毛カット・眉毛染めの方法について紹介します。
眉毛が伸び過ぎる
髪は1日で0.35mm、1ヶ月で1cm伸びるといわれており、3ヶ月間、髪を切らなければ、特に男性は髪の量や見た目の重さが気になると思います。
それに対して、眉毛は1日で0.15mm伸びるといわれており、計算上では1ヶ月で5mm伸びることになりますが、眉毛を定期的に切ら
なくても、眉毛が瞼を覆い尽くすということはないですよね。
これは眉毛の「毛周期」が短いためです。
髪の毛周期が4年であるのに対し、眉毛の毛周期は3ヶ月といわれており、眉毛は伸び続けることがないため、髪のように定期的に切らなくてもいいのです。
生え替わるはずの毛が抜け落ちず、そのまま伸び続けてしまうのです。
眉の下のラインから眉毛がはみ出ている眉を「すだれ眉」と呼びます。
お年寄りに、すだれ眉の方が多いのは、このような理由があったのです。
眉毛に白髪が生える
眉毛に白髪が生える理由は、頭に白髪が生えるのと同じです。
地毛の色は、メラニン色素の種類と量で決まります。
日本人のような黒髪は、メラニンの総量が多く、一方、白髪はメラニンを含みません。
メラニン色素は、メラノサイトという細胞でつくられます。
髪がつくられる際に、メラノサイトから、メラニン色素が髪の内部に取り込まれます。
眉毛の手入れの仕方
眉カット
自分で眉毛の手入れをする自信がないという方は、サロンで眉カットしてもらいましょう。
眉カットときくと、女性が美容院でしてもらうサービスのように感じられるかもしれませんが、女性も男性も通えるユニセックスのアイブロウサロンが全国にあります。
また、大都市には、女性の目に触れたくない男性のために、メンズアイブロウサロンがあります。
アイブロウサロンの一回あたりの施術料金は、サロンによって異なりますが、およそ3000円程度です。
通う頻度によりますが、ヘアカットと同じように通おうとすると、出費がかさみますよね。
「自分で眉毛のお手入れをするのは自信がないけど、アイブロウサロンに行くのはちょっと」という方は、眉毛を整えるだけなら簡単なので、自分でやってみましょう。
眉毛のお手入れは、眉毛用のコームやハサミを使うと便利です。
眉毛をコームでといて、眉のラインからはみ出た眉毛を切って終わりです。
眉毛を整えるだけでも、見た目も気分も若返りますよ。
思い切って、眉毛のフォームを変えたい方は、まず、どのようなフォームにするか決めましょう。
主なフォームは、まっすぐ、への字型の2種類です。眉毛に角度がつく、への字型は表情をシャープに見せてくれます。
自信がない方は、まっすぐに整えるのが無難です。
眼鏡をかけている方は、眼鏡の縁と眉毛が重ならないように、眉毛を整えると、ハッキリした表情になります。
また、眉毛を整える時は、左右の眉毛のバランスをよく見てください。
左の眉毛だけ細かったり、横幅が短かったりしたら嫌ですよね。
眉毛の太さ、目頭や目尻から、眉尻までの角度や長さを測って、左右対称になるように心がけましょう。
不安な方は、眉毛のフォームを象ったシート、アイブロウテンプレートを使うのがオススメです。
好みのフォームのテンプレートを選んで、眉毛に重ねて、眉筆やスポンジで描くだけ。
1枚のテンプレートをひっくり返して使うので、左右対称になります。
描いたラインに合わせて、眉をカットすると、カットし過ぎることがありませんね。
眉染め
眉毛を染めるには、(1)カラーリング剤で染める、(2)眉マスカラで一時的に染める、2つの方法があります。
カラーの選び方は、黒色と茶色の中間色や自然な黒色がいいです。
真っ黒に染めると、髪色との差があり、不自然になってしまいます。
(1)カラーリング剤で染める
髪を染める時に使うカラーリング剤で、眉毛を染めます。
ヘアサロンで髪を染めるついでに、眉毛も染めてもらおうと考える人がいるかもしれませんが、美容師が眉毛を染めると、美容師法違反に当たります。
中には、眉毛を染めてくれる美容師がいるかもしれませんが、それは特別なサービスです。
そのため、カラーリング剤で眉毛を染める場合、自分で染めることになります。
取り扱いには十分な注意が必要です。
まず、手元に、ティッシュやコットン、ビニール手袋を用意しましょう。
カラーリング剤が家財道具についたり、床についたりした時に、ティッシュでサッと拭けます。
また、顔についた時に、コットンで拭けますし、ビニール手袋をはめていれば、手につくこともありません。
カラーリング剤は落ちにくいので、しっかり予防しましょう。
次に、カラーリング剤を塗る前に、眉を囲むように、保湿クリームを塗りましょう。
保湿クリームが無い、勿体ないという方は、ハンドクリームでも構いません。
頭皮よりも顔の皮膚は敏感で、カラーリング剤が皮膚に付着すると炎症を起こしやすいです。
また、眉からはみ出したカラーリング剤で、皮膚が染まったら嫌ですよね。
保湿クリームを塗ることで、万が一、カラーリング剤が付着しても弾くことができます。
そして、カラーリング剤を一度で塗るのではなく、コームに少量をとって塗る作業を繰り返すようにしましょう。
一度で塗ろうと、大量のカラーリング剤をコームにとると、眉毛から垂れたカラーリング剤が目に入ってしまう恐れがあります。
(2)眉マスカラで一時的に染める
眉マスカラは、まつげマスカラと同じような構造で、洗顔で落とせるので、眉毛を傷めたくない方、外出の時だけ眉毛を染めたい方にオススメです。
眉毛につけるだけで、白い眉毛があっという間に黒くなります。
ただ、液体が眉毛を固めてしまうので、マスカラをつけた後に、コームでとかさなければ、不自然な眉毛になってしまいます。
また、汗をかいたり、プールに入ったりすると、眉マスカラが落ちて、瞼が黒くなってしまう可能性もあります。
眉マスカラを購入する際は、水に強い(ウォータープルーフ)か、普通の洗顔で簡単に落とせるのか、メイク落としを使わなければ落ちないのかなど、よく確認しましょう。
選ぶのが難しければ、普段メイクをしている奥さんや娘さんにきいてみてはいかがでしょうか。
注意点
眉カットもしたいし、眉染めもしたいという方は、先に眉染めをしてからカットしましょう。
白い眉毛を先にカットすると、よく見えずにカットし過ぎて、眉染めをした後に、想像していた以上に細い眉毛になっていたことに気付くという、後の祭りになる可能性があります。
眉染めをしてから、黒い眉毛をカットするほうが安心ですね。
マスカラは、ウォータプルーフで洗顔で落ちるものが最初は使いやすいですよ!
最後に
眉毛は、メイクで一番重要とされているパーツです。
顔の表情をつくるパーツなので、眉毛の色が薄いと、元気がない印象を与えます。
また、すだれ眉は、目元に影をつくるので、表情が暗く、老けて見えます。
毎日鏡を見る度に、自分自身の気分も若々しくなりますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。