可愛く見せたり、色っぽく見せたり、ひと塗りで雰囲気をガラリと変えられる口紅。
口紅を塗ろうと、鏡で唇を見て、「あれ?唇にシワなんてあったかな?」と思ったことはありませんか?
唇にシワができると、口紅を綺麗に塗れなかったり、老けて見られたりします。
唇にシワができる原因、予防法や改善法を紹介します。
既にできてしまったシワを隠す簡単な方法も紹介するので、シワに悩んでいる方はすぐに試してみてください。
唇にシワができる原因
まずは、唇にシワができる主な原因をみていきましょう。
1.乾燥
頭、顔、腕、足など、私達の全身には毛穴がありますよね。
毛穴の中にある皮脂腺から皮脂を分泌して、私達の肌は潤いを保っています。
しかし、唇をよく見ると、唇には毛穴がありません。
つまり、唇には皮脂腺がなく、身体のどの部位よりも乾燥しやすいのです。
手が乾燥するとシワができたり、ひび割れしたりするように、唇も乾燥するとシワが目立ったり、シワがパックリ割れたりするようになります。
乾燥した唇をたくさん動かすと、唇の皮が引っ張られて、シワがどんどんできてしまいます。
もともと乾燥しやすい唇ですが、唇が乾燥する原因には、次の2点があります。
摩擦が生じる
食事を終える時、口紅を拭き取る時、メイクを落とす時など、拭き取る機会が多い唇。
拭き取る力が強かったり、拭き取る回数が多かったりすると、ナプキンやコットンと唇の間に摩擦が生じ、唇が乾燥する原因になります。
唇を舐める
食事中に唇に付く汚れをナプキンで拭き取らずに舐めたり、乾燥した唇を潤すためにリップクリームを塗らずに舐めたりしていませんか?
唇が濡れている間は唇に乾燥を感じませんが、唇から水分が蒸発する時に、唇がもともと含んでいる大事な水分も一緒に蒸発してしまうため、唇が更に乾燥する原因になります。
2.リップクリームを正しく塗っていない
唇が乾燥していると感じたら、まず、リップクリームを塗りますよね。
乾燥していなくても、口紅を塗る前に下地としてリップクリームを塗る女性も多いと思います。
リップクリームをこまめに塗っているのに、唇にシワができているなら、リップクリームを正しく塗っていない可能性があります。
3.加齢
「昔は唇に弾力があったのになぁ」、「最近、唇が萎んできたような気がする」と感じている方は、唇のシワの原因は加齢によるものかもしれません。
私達の体内には10万種類を超えるタンパク質が存在していて、その内の約3割をコラーゲンが占めています。
コラーゲンには、新陳代謝を促して、老廃物を体外に排出し、皮膚にハリを与えたり、健康的な髪を育てたりする働きがあるため、アンチエイジングの効果を大いに期待できる栄養素としてよく知られています。
しかし、年齢を重ねるにつれて、体内のコラーゲンの量は減少します。
コラーゲンの量が最も多い年齢は25歳で、20代後半になるとどんどん減少してしまうのです。
コラーゲンは唇にも存在するのですが、加齢によってコラーゲンが唇から失われることによって、唇のハリがなくなり、シワができてしまいます。
唇のシワを予防改善する方法
原因が分かったところで、唇のシワを予防したり、改善したりする方法をみていきましょう。
1.リップクリームを正しく塗る
唇の乾燥対策に欠かせないのがリップクリームです。
唇が乾燥していると感じる度に、こまめに塗りましょう。
リップクリームの成分が唇に浸透しやすいように、リップクリームを塗る前に、唇を洗ったり、ティッシュで優しく拭き取ったりして、唇の汚れを落としてください。
唇に汚れが付いたままリップクリームを塗ると、成分が浸透しにくいだけでなくリップクリームに汚れが付いて不衛生です。
唇の汚れを落としたら、小さな円を描くように、唇の端から端までリップクリームを塗りましょう。
2.唇をパックする
リップクリームを塗ったのに唇がすぐに乾燥するなら、リップクリームの成分が唇に浸透しづらくなっているのかもしれません。
ラップで唇に蓋をすることで、成分が蒸発せず、唇に浸透しやすくなります。
血行が良くなるお風呂上りにパックするのが最も効果的です。
3.複数のリップケア用品を使う
リップクリームは塗れば塗るほど効果があると思っていませんか?
確かにリップクリームは唇の保湿に有効ですが、塗り過ぎは唇に刺激を与えてしまうおそれがあります。
リップクリームをこまめに塗っているのに、唇の乾燥が改善されなければ、リップクリームが唇にあっていないのかもしれません。
唇のケア用品には、医薬部外品のリップクリームの他、医薬品のリップクリームやリップ美容液があります。
医薬品のリップクリームは唇がひどく乾燥していて、荒れたり、炎症を起こしたりしている時に、リップ美容液はリップクリームでは保湿効果を感じられない時に使います。
その名のとおり、リップ美容液はリップクリームよりも効果の高い保湿成分が含まれています。
効果を得られやすいぶん、リップクリームよりも値段が高くなりますが、リップクリームでは保湿効果を感じられない時だけ、リップ美容液を塗り、普段はリップクリームを塗るなど、複数のリップケア用品を使い分けましょう。
ハリや潤いのある唇を取り戻すにはコラーゲンとハチミツが欠かせません。
コラーゲンとハチミツを配合しているリップ美容液を選びましょう。
私のおすすめのリップ美容液は「エテュセ リップエッセンスa」です。
ひと塗りするだけで、赤ちゃんのようなナチュラルでぷるぷるの唇に変身!
税込1350円前後とリップ美容液の中ではリーズナブルな価格でありながら、唇の血色を良く見せたり、唇を紫外線から守ったりしてくれます。
エテュセ リップエッセンスaの口コミ
仕事上、マスクをするので唇がかさつきがちだったんですが、これを塗ると夜までしっとりです。
自宅用とポーチ用にするため買い足そうかと思っています。
こちらのリップは本当にプルプル潤って何年ぶりかで縦じわのない唇になりました!
もう何本も何本もリピートしてます!
既にできてしまった唇のシワを隠す方法
「美は一日にしてならず」という言葉があるように、唇のシワは一日でなくせません。
特に、冷房を使う夏、空気が乾燥しやすい冬は、シワを改善するのに日数がかかります。
でも、今すぐに口紅が映える唇にする方法があります。唇のシワはメイクで隠せるのです。
リップメイクをする時に、口紅をどのように塗っていますか?
リップクリームなどの下地で唇を滑らかにしてから口紅を塗り、リップグロスを塗って仕上げるのが一般的です。
しかし、この順番では、唇のシワに口紅が入り込んでしまいます。
下地を塗ったら、先にリップグロスを塗って、シワを埋めてしまいましょう。
シワを埋めてから口紅を塗れば、唇に色ムラができず、シワが目立ちにくくなります。
まとめ
唇にシワができる原因、予防法や改善法、既にできてしまったシワを隠す方法を紹介しました。
唇が乾燥したり、加齢によってコラーゲンが唇から失われたりすることで、唇にシワができやすくなります。
唇の状態にあったリップクリームを選んで正しく塗ったり、唇をパックしたりして、唇を乾燥から守り、シワを予防、改善しましょう。
また、加齢による唇のシワは完全になくすことはできませんが、普段のリップメイクの手順を工夫すればシワを隠すこともできますよ。
唇のシワをなくして、口紅を楽しみましょう!