猫は優しく撫でるとゴロゴロ…と気持ちよさそうな声を出して喜びますが、どこを撫でても同じように鳴くとは限りません。
猫とのスキンシップには、撫でること以外に遊ぶことも必要となります。
今回は、猫が撫でられると嬉しい部位と、猫が喜ぶ遊び方をご紹介いたします。
併せて、猫に好かれる飼い主になるにはどうしたらよいのかもご紹介します。
猫が撫でられると喜ぶ場所
猫がすり寄ってきて、「撫でて」と言わんばかりにニャァ~なんて甘い声を出されるような、そんな飼い主になりたいと思っている方が多いのではないでしょうか。
正しく猫を撫でて、猫がまた撫でられたいと思う飼い主になるために、以下のポイントを覚えておきましょう。
背中
猫の背中は人間が一番撫でやすいポイントです。
猫にとっても気持ちよく感じる部位ですので、首元からお尻にかけて撫でてみましょう。
嫌がる素振りを見せないなら、背骨を軽くつかんでマッサージをしてあげると喜びます。
首回り
テレビや雑誌で、猫が顎の下を飼い主にかいてもらいながら、うっとりとした顔をしている姿を見たことがある方が多いのではないでしょうか。
首回りを始め、顔やヒゲ回り・顎の下は、猫にとって撫でられたいポイントの一つです。
お尻
しっぽの付け根の部分は、猫にとって撫でられると気持ちのいい部分です。
赤ちゃんの背中を叩いてあやすように、ポンポンと優しく叩くようにして撫でます。
肩から前足
身体の柔らかい猫ですが、人間と同じく肩こりをします。
体重が最もかかる肩から前足にかけて撫でてあげると、とてもリラックスしてくれます。
猫とスキンシップを取る時の注意点
猫はもともと単体で生活できる生き物なので、あまり構う必要のない生き物です。
これは、「もう満足した」「もう撫でなくていい」「撫で方が気に入らない」などのサインなので、一回撫でるのをやめましょう。
また、猫は香水を付けるなどして体臭がキツい人間を嫌います。
猫と触れ合う時は、香水やヘ整髪料など、香料を含むものは使用しないようにしましょう。
猫と楽しく遊べるアイテム3選
猫は構われたくない生き物ですが、時には飼い主と遊びたいと思っています。
特に完全室内飼いの猫は、ストレス発散の機会が限定されるため、飼い主が遊んでストレスを発散させてあげる必要があります。
では、どうやって猫と遊んであげればいいのでしょうか。
猫じゃらしなど市販のオモチャ
若い猫は、狩猟本能をくすぐる遊びを好みます。
猫じゃらしや鈴付きのボールなどを使って、獲物に見立てた動きをしてあげましょう。
例えば、家具などの間から猫じゃらしの先をだし、少しずつ動かします。
猫が食いついてきたら、オモチャをゆっくり猫の死角となる場所に引っ張っていき、猫がお尻を左右にふって飛びつかせるように促します。
紙袋
猫は自分の身体が入るかどうかといった狭い穴を見つけると、つい突っ込みたくなる本能があります。
買い物をした時に商品を入れてもらった紙袋の底をはさみで切り取り、筒状に広げて置いておくだけで、猫がズサーッ!と勢いよく突っ込んできて遊びます。
スーパーのレジ袋などもおすすめですが、一度レジ袋が楽しい物だと認識してしまうと、人間の目が届かない場所でもレジ袋で遊んでしまい、最悪は窒息などの事故につながるので避けたほうが無難です。
レーザーポインター
学校の先生がよく授業で使用していたレーザーポインターは、実は猫の狩猟本能をくすぐるオモチャになります。
近年の猫ブームで、猫用のレーザーポインターが発売されるようになり、より猫が食いつくオモチャとなりました。
この「ネコビーム」は猫用玩具として開発されたレーザーポインターで、JIS規格クラス1レーザー検査に合格したものです。
LEDライトを使った商品なら長持ちするのでおすすめです。
猫に好かれる飼い主になるには?
テレビや雑誌で見かける猫のように、飼い主に甘えてくるような猫が欲しいと思っている飼い主も多いでしょう。
しかし、猫が飼い主を好きになるためには、飼い主が変わらなければならないこともあります。
香水などニオイがきつい物を付けない
前述したように、猫は強いニオイが苦手です。
香水や香り付きの整髪料を始め、強いニオイの柔軟剤や芳香剤などの使用は避けるようにしましょう。
嫌がったらやめる
猫とスキンシップを取る時、人間は自分から猫を構う「攻め」の姿勢ではなく、猫が甘えてきたら構う「受け」の姿勢でなければなりません。
猫がかわいいからといって、頻繁になでるなど構いすぎると、猫は飼い主のことを「危険な存在」として認識するようになります。
猫から愛される飼い主になるためには、猫が求めてきた時に欲求を満たしてあげられる飼い主になりましょう。
イタズラを叱らない
猫のしつけを犬のしつけと混同してしまう飼い主が多いですが、猫には主従関係という認識がないため、猫がイタズラをして人間が大きな声で叱りつけることは無意味です。
人間が大きな声や音を立ててしまうと、イタズラをした場所や飼い主を危険だと認識してしまいます。
猫にイタズラされたら、人間が猫にイタズラされないために物理的に対処するようにししましょう。
まとめ
猫には撫でられると嬉しい体の部位がいくつか存在していますが、どの部位も猫によって喜ぶかどうか分かれるため、最初は猫の様子を見て撫でるようにしましょう。
猫とスキンシップを取る時は、飼い主から猫を構う「攻め」の姿勢ではなく、猫から飼い主に甘えてきた時に初めて飼い主が構う「受け」の姿勢である必要があります。
猫とのスキンシップにお悩みの飼い主の方は、今回ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。