冬にスーパーに行くと、みかんがたくさん積み上げられていますよね。
酸っぱそうな緑のみかんや黄色のみかんではなく、綺麗なオレンジ色をしたみかんは冬が旬。
しかし、たくさん積み上げられているみかんを見ると、どのように選べば良いのかと悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこでこちらでは、甘いみかんと酸っぱいの見分け方と正しいみかんの保存方法、みかんの皮の活用方法をご紹介します。
甘いみかんと酸っぱいの見分け方
「これは甘いはず!」と思って、みかんを口に入れたら酸っぱくてビックリしたということはありませんか?
せっかくなら甘いみかんを食べたいですよね。
そこで甘いみかんと酸っぱいみかんの見分け方を紹介します。
へたを見る
農家で栽培しているみかんの木を見ると、上向きになっているみかんと下向きになっているみかんがあります。
上向きのみかんは元気な証拠なのですが、糖分をみかん自身のために多く使っていると考えられ、下向きのみかんのほうが糖度が高いのです。
しかし、上向きになっているか、下向きになっているかなんて、収穫されたら分からないですよね。
そこでチェックしていただきたいのが、みかんのヘタです。
ヘタをよく見ると、軸が残っています。軸が太ければ上向きの重いみかんを支えていた、軸が細ければみかんをぶら下げていたと考えられます。
つまり、軸が細いほど、甘いみかんなのです。
皮の模様を見る
ヘタが取れていたり、ヘタが見えないように売られていたりする場合は、みかんの皮の模様をチェックしてください。
皮には水玉の模様(小さなぶつぶつ)があります。
この模様が細かく、ハッキリ、そして、たくさんあるみかんが甘いといわれています。
みかんの保存方法
「こたつでみかん」と言うほど、冬はこたつから出たくないもの。
外出をできるだけ避けたいと思って、みかんを買い溜めする方も多いのではないでしょうか?
「家にみかんをたくさん置いておきたいから、箱買いしたい!」
「一つ一つ買うより、ネットで買うより、箱買いするほうが安い!」
という方に是非気を付けていただきたいのが、みかんの保存方法です。
みかんをたくさん買っても、やすく買っても、腐らせてしまっては本末転倒です。
そこで、みかんの正しい置き場所、置き方、注意点を紹介します。
みかんの保存場所
みかんの保存に適した温度は5度から15度だといわれています。
夏場は冷房をつけてもこの室温になることはありませんが、みかんの旬である冬場なら、暖房をつけていないスペースで常温保存できそうですよね。
また、みかんは乾燥に弱く、乾燥すると、味が大きく損なわれてしまいます。
一方、みかんはカビが生えやすい果物です。
玄関であれば、人の出入りがあり、定期的にドアを開け閉めするため、通気性が良くおすすめです。
みかんの保存方法
箱買いの場合、みかんは段ボールに入っていますが、段ボールの中は湿気がこもりやすいです。
面倒くさいとは思いますが、箱から一つ一つ取り出して確認しましょう。
そして、箱の底に新聞紙を敷き、ヘタが下になるように、みかんを箱に戻していきます。
柔らかいほうを下にした場合、重力を受けたみかんはどんどん傷んでしまいます。
ヘタのあるほうを下にするだけで、傷みにくく、長持ちするようになりますよ。
注意点!
週に2回ほど、みかんの位置を入れ替えるようにしてください。
そして、みかんを食べる際には、取りやすいみかんではなく、底から取ってください。
底に近いみかんほど、みかんの重さが加わって潰れやすくなっています。
みかんを食べていくうちに、箱の中に隙間ができますよね。この隙間に、まるめた新聞紙やキッチンペーパーを入れておくと、湿気を吸い取ってくれるので、カビが生えにくくなりますよ。
この方法で10日間から2週間ほど保存できます。
みかんの皮の活用方法
みかんの皮は「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれ、漢方薬として昔から使用されています。
陳皮を煎じて飲むと、風邪を改善したり、胃腸の調子を整えたりしてくれるのだとか。
しかし、自宅で陳皮を煎じるのは手間がかかりますよね。
そこで、自宅でも簡単にできる、みかんの皮風呂がおすすめです。
みかんの皮風呂を準備する手順と効果
- 無農薬のみかんでない限り、スーパーなどで購入したみかんにはワックスや農薬がかかっています。みかんを食べたら、皮を捨てずに、水を溜めたボールに皮を入れて洗い流します。みかん5個分がお風呂1回分の量です。
- 皮を洗い流したら、好きな大きさにちぎります。
- ちぎったみかんの皮を、新聞紙の上に広げて、1週間ほど天日干しします。
- みかんの皮が乾燥したら、洗濯ネットに入れます。
- お風呂を沸かす前に、浴槽に洗濯ネットを入れて、お風呂を沸かします。
リモネンには、皮膚のバリア機能があり、皮膚を保湿、保温します。
また、ビタミンCは皮膚のくすみをとってくれます。
そして、クエン酸には消臭効果があるだけでなく、汚れを落とす働きがあるので、残り湯で掃除をすることもできます。
まとめ
甘いみかんの見分け方と正しい保存方法 みかんの皮の活用方法についてご紹介しました。
甘いみかんの見分け方は、へたの軸の部分が細いほど、みかんの皮の模様が細かく、ハッキリ、たくさんあるみかんほど甘いみかんです。
また、保存場所は、5~15℃の風通しの良い所がよく、ヘタのあるほうを下に保管すると傷みにくく長持ちします。
また、週に2回くらいは、みかんの位置を入れ替えましょう。
みかんを食べた後の皮の活用方法では、乾燥させてお風呂に入れるのが簡単で効果的です。
参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。