猫は可愛い家族ですが、寿命が人間に比べ短いので悲しい思いをすることも多いです。
猫の寿命はどれくらいなのでしょう?
また、老化はいくつくらいから始まって、どのような症状があるのでしょうか?
最期の時の猫の様子はどうなのでしょう?
悲しいことですが、きちんと猫のことを知り対処してあげることが大切になります。
猫の寿命は?
家飼いの猫の寿命は15歳位が平均です。
種類や個体差によって変わりますが、相対的に雑種の方が長生きのようです。
家飼いの場合、食事の栄養バランスもよくなり、不慮の事故も比較的少ないため
特別な病気にかからない限りは15~20歳位まで生きるようです。
猫の年齢を人間の年齢に換算すると
2歳で人間の24歳相当まで成長し、以降1年に4歳づつ歳をとっていくと言われています。
これでいくと、15歳で人間の76歳、20歳で人間の96歳となります。
人間でも76歳となると、ぼちぼちあちらこちら悪い所が出てくる歳で、
活動が制限されたり、薬を常用する年齢に入ってきます。
日本人の平均寿命が男性80歳女性86歳なので、
猫に当てはめると、16~18歳位に当たります。
猫の老化と症状
猫の老化は7歳くらいから進んで行くと言われています。
人間の年齢にすると45歳くらいです。
猫の寿命が15歳と言われている今、寿命の半分位の歳から徐々にに老化が始まります。
最初は、寝る時間が増えたような気がするぐらいから始まり、
11~12歳位までは少しづつ落ちて行きます。
では、老化の症状にはどのようなものがあるのでしょうか?
・帰るといつも出迎えてくれていたのに出迎えてくれなくなる
・反応が鈍く、動きがゆっくりになる
・高いところに上れなくなる
・朝起きてこないことが増える
・音や声への反応が鈍くなる
・よろけることが増える
・爪が伸びやすくなったり、伸びが遅くなる
・グルーミング(毛づくろい)をもあまりしなくなり、体の汚れが目立つようになる
・毛の艶がなくなってパサついてくる
・筋肉のハリがなくなり全体的に皮膚が下がる(お腹が垂れる)
・食べ物の好みが変わる
・歯が抜ける、口が臭い強くなる
・目やにやヨダレが増える
・夜中に理由もなく大きな声で鳴く
・トイレ以外の場所でおしっこやうんちなどの粗相
・ご飯を食べなくなったり、水を飲まなくなる
などの症状が出てきます。
また、進んで行くと買主や家族を見分けられなくなったり、
周囲の状況がわからず、おびえたり無関心になることもあります。
猫の老化を感じはじめたら、早い時期に快適な環境を用意してあげることが大切です。
年齢に合ったキャットフードを選んで与えるようにしましょう。
誰にも邪魔されずにゆっくり寝ることが出来る場所を確保してあげましょう
食事や水、トイレの置き場所を変えてあげましょう
特にトイレの位置を気にすることが多いので、落ち着く場所を選んであげてください
また、トイレは健康のバロメーターです。
おしっこの量は増えていないか?
血尿は出ていないかなど?
こまめにトイレの状態をチェックしてあげることも大切です
気になることがあれば、早い目に獣医さんに相談してみましょう。
老化が進むと、心臓、腎臓などの重要な臓器が衰えはじめ、さまざまな病気を発症しやすくなりますので十分注意してあげましょう。
猫の最期の時
痩せて立てなくなり、自分では動けなくなります。
低体温になっていきますが、猫は冷たい所を探し身体を冷やします。
(体温が36℃台になると長くて2~3日という状態に入っていきます)
猫が出来るだけ楽な姿勢をとれるように心がけましょう。
猫の意識がなくなり、口呼吸を始めたらいよいよ最期の時が近付いています。
最期の時には、猫の心拍数はゆっくりとなっていきます。
(通常の猫の心拍数は120~150回/分くらいです)
最期は枯れる等に亡くなっていったという方もたくさん居られます。
それは猫の寿命なのでしょう(泣)
まとめ
如何でしたでしょうか?
辛いことですが、猫と暮らしていくには知っておかねばならないことです。
祖父母や両親が先に亡くなるのと同じように、猫も先に亡くなります。
最後まで愛情を注いでちゃんとした猫生を全うさせてあげましょう。
猫と一緒に暮らすのもとして、最低限のマナーです。
そうすればきっと「虹の橋」のたもとで待っていてくれることでしょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。