現代の若い人達は花粉症に悩んでいる人が多いですが、
高齢の方に花粉症の人が少ないのにお気づきでしょうか。
実はこれらの背景には、
時代の進歩と共に花粉症を悪化させる悪い習慣が増えたことが原因しています。
今回は、花粉症のメカニズムと花粉症を悪化させる悪い習慣についてご紹介いたします。
花粉症を発症するメカニズム
日本の国民病とも言われている花粉症。
日本人だけでなく、海外から観光などで日本に訪れた外国人も、
花粉症というお土産を抱えて帰るという人も少なくありません。
日本の国土の約12%をスギの木が占めており、
花粉症の約70%もの人がスギ花粉による花粉症であるのはこのためです。
また、スギ以外にも年間通して様々な花粉が空気中を漂っているため、
人によって花粉症の症状があらわれる時期が異なります。
では、どうして私たちは花粉症になってしまうのでしょうか?
花粉症のメカニズム
もともと花粉は私たち人間に害をなすものではありません。
しかし花粉が体内に侵入してきた時に、
誤って花粉を有害だと認識してしまうことで、
アレルギーを引き起こすヒスタミンが放出され、
あの辛い鼻炎症状や結膜炎などの症状に悩まされるようになってしまいます。
花粉症を悪化させる習慣
毎年花粉シーズンになると憂鬱だと言う人も多いですよね。
しかし、
花粉症はあなたの生活習慣次第で悪化してしまったり、逆に緩和することがあります。
では、
花粉症なら知っておきたい花粉症を悪化させる習慣とはどのような習慣なのでしょうか。
夜更かしをする
仕事で帰りが遅くなってしまったり、
つい遅くまで勉強をしたりスマホを触っているという人が多いのではないでしょうか。
睡眠不足はホルモンボランスを乱れさせるだけでなく、免疫力を低下させてしまいます。
花粉を有害だと誤認しなくなるので、
花粉症の人は寝不足にならないようにちゃんと休むようにしましょう。
慢性的な便秘
毎朝スッキリせず、お腹はいつもポッコリしているという人も多いですよね。
特に女性は男性と比べて腹筋が付きにくく、
目まぐるしくホルモンが変化するため便秘になりやすくなります。
免疫機能の約60%は腸にあるということが分かっているため、
腸内環境が悪化することで免疫力が低下してしまいます。
ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌を積極的に摂取することです。
乳酸菌を腸内で増やすためにも、
乳酸菌の餌となる食物繊維も積極的に摂取するようにしましょう。
ストレスを溜めている
現代人は何かとストレスを溜めこんでいる人が多い傾向にあります。
ストレスは自律神経を狂わせ、免疫力を低下させてしまうことが分かっています。
そのため、適度に自分の時間を確保してストレスを発散するようにしましょう。
お酒を日常的に飲む
帰ってきた後の晩酌が楽しみだという人が多いですよね。
しかし、アルコールは血管を拡張させてしまうため、
鼻詰まりや目の充血などの花粉症状を悪化させてしまいます。
また、お酒のおつまみと言えば高タンパク高脂質のものが定番です。
高タンパク高脂質の食事は、免疫力を低下させてしまうので控えるようにしましょう。
喫煙している・身近に喫煙者が居る
タバコの煙は直接鼻の粘膜を刺激してしまうため、
鼻詰まりや鼻水といった鼻炎症状を悪化させてしまいます。
また、自分はタバコを吸わなくても身近な人が喫煙者である場合は、
副流煙で鼻炎が悪化してしまうことも少なくありません。
加熱式タバコに変えるなど対策をするようにしましょう。
まとめ
花粉症は、
免疫力の低下で本来無害なはずの花粉を有害だと誤認してしまうことでおこります。
花粉症を悪化させないためには、この免疫力を上げることが重要です。
今回ご紹介した花粉症を悪化させる悪い習慣を日常的にしてしまったいる場合は、
今年の花粉症を緩和させるためにも見直すようにしてくださいね!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
こちらも参考にしてください。
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