
母は86歳で「骨髄性異形性症候群」と診断され1年間投薬での治療をしてきましたが、 ついに薬の効き目もなくなり「急性白血病」へと進みました。 この段階では、治療方法は無菌室での抗がん剤治療しかないとのことでした。 しかも治る確率はとても低く、副作用の方が心配な状態でした。 骨髄検査の結果はとても悪く、長くても3ヶ月もったら良い方だと言われました。 この時点での母はというと、年相応に老いてはいるが自分の事は自分で出来る状態で、 検査結果とはかけ離れた状態でした。 このことを母に告げ「どうするか?」を聞くと、 「無菌室に入ってまで治療するつもりはない。自宅に帰る」と言ったので、 在宅での看取りを決め...