会社やスーパーなど、外出先のトイレに比べて、自宅のトイレって落ち着きますよね。
トイレに本やスマートフォンを持ち込んでリラックスしたり、考え事をしたりする方もいらっしゃると思います。
しかし、トイレ内に嫌な匂いが充満していると、においが気になってリラックスしたり、考え事をしたりできませんよね。
実は、便器を定期的に掃除したり、トイレに消臭剤を置いたりするだけでは、トイレの嫌なにおいは消えません。
トイレの消えない匂いの原因、匂いを消す方法、おしゃれで便利な芳香剤を紹介します。
不衛生な表現が含まれているので、食事中の方は食事を終えてからご覧ください。
トイレの消えないにおいの原因
便器を掃除した直後は匂いが気にならないけど、数時間後には匂いが気になるということはありませんか?
もしかしたら、掃除に使用したトイレ用洗剤の香りが漂っただけで、実は匂いの原因を取り除けていないのかもしれません。
トイレの消えない匂いの原因をみていきましょう。
原因1:飛び散った尿
あまり想像したくない光景ですが、便器の淵はもちろん、尿は床や壁にも飛び散っています。
便器の前に立って用を足す男性の尿が床や壁に飛び散るのは当たり前ですよね。
「私は便座に座って、用を足しているから大丈夫!」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、便座に座って用を足していても、床や壁に飛び散ってしまう可能性は大いにあります。
例えば、「ちゃんと流れているかを確認したいから」という理由で、蓋を開けたまま水を流していませんか?
蓋を閉めずに水を流すと、トイレにたまった尿が水しぶきと一緒に便器の外に飛び散ってしまいます。
飛び散った尿を拭き取らずに放置すると、尿はやがて尿石になって、匂いが強まります。
また、尿石には複数の小さな穴が空いていて、その穴に雑菌が入り込んで棲みつくことで、尿石がどんどん大きくなり、匂いもどんどん強まってしまうのです。
温水洗浄便座を使用している家庭は約8割にも上るといわれていますが、
温水洗浄便座は、便座の表面はもちろん、便器内の温度を上げるため、雑菌が繁殖しやすくなっています。
節電機能などで、便座に座っていない時間が長ければ、電源が自動的に切れるようになっていたり、自分で便座の温度を調整したりできるようになっていたりしますが、雑菌が繁殖しやすい環境であることに変わりはありません。
原因2:下水のにおいが上がっている
水を流さなくても、便器の中にもともと水がたまっていますよね。
何故水がたまっているかをご存知でしょうか?
用を足した後に水を流すと、私達の排泄物は、便器から下水管を通じて下水に流れていきます。
下水の匂いがトイレまで伝わらないよう、蓋をしているのが便器内の水(封水)です。
トイレの水を長い間流さなかった場合、封水が蒸発して、下水の匂いが上がりやすくなります。部屋探しでトイレを内見したことがある方なら、トイレに入った時に嫌な匂いを嗅いだ経験があるのではないでしょうか。
水を3日間流さないだけで、下水の匂いが上がってくるといわれています。
トイレのにおいを消す方法
先述したように、トイレの消えない匂いの原因は飛び散った尿と下水の匂いの2つです。
尿の飛び散りを100%なくすことは不可能、また、下水の匂いを解消するためはトイレの水を定期的に流すしかありません。
そこで、こちらでは、飛び散った尿の対策に焦点をあてて、トイレの箇所別に掃除方法を紹介します。
1.床や壁
便器内を定期的に掃除する方は多いと思いますが、床や壁を定期的に掃除する方はどのぐらいいらっしゃるでしょうか?
普段は床を掃除機がけするだけ、年末の大掃除で床を水拭き、乾拭きするだけで済ませていませんか?
立って用を足すと、便器内の次に汚れやすいのは便器の下の床です。
特に便器と床の間の汚れは掃除機や拭き取りだけでは取り除けません。
いらない歯ブラシで優しく擦ってから拭き取りましょう。
また、トイレマットを敷いているなら、マットを定期的に洗濯し、完全に乾かしてから敷くようにしてください。完全に乾く前に敷くと、マットと床の間に雑菌が繁殖しやすくなります。
次に壁ですが、壁を掃除する方は少ないと思います。
便器や床とは異なり、壁の汚れは見えづらいので、飛び散った尿が既に固まって、壁に張り付いているおそれがあります。
室内でタバコを吸うと、タバコの匂いやヤニが壁にしみついて取れないように、トイレの壁に飛び散った尿の匂いや汚れも、時間が経てば経つほど取りにくくなります。
就寝前や起床後など、時間を決めて、トイレを使った後に、便器周りの床や壁をササっと水拭きしましょう。
トイレに流せるウェットシートであれば、手軽に毎日続けられます。
そのうえで、一週間に一度は、トイレの床全体や壁全体を水拭きすれば、飛び散った尿が固まる前に取り除けるので、嫌な匂いを軽減できます。
2.換気扇
尿の成分であるアンモニアは軽いため、天井や換気扇にたまりやすいです。
換気扇をずっと回しっぱなしにすることで、天井にアンモニアが付着するのを防げますが、換気扇に埃が詰まっていたら、アンモニアが室外に排出されません。
換気扇を本格的に掃除するとなると手間がかかりますが、表面の埃を拭き取るだけなら10秒もあればできます。
面倒くさがらずに、気が付いた時にササッと拭き取ってください。
また、換気扇フィルターなどを使いこまめに変えることも有効です。
換気扇が吸い込むほこりもシャットアウトできて一石二鳥です。
トイレに窓があれば、換気扇を回したうえで、窓を開けることで、トイレの中の空気が効率的に循環され、匂いを短時間で消せます。窓がなければ、ドアをしばらく開けておきましょう。
3.便器内
便器の前に立って見えている範囲だけを掃除していませんか?
しゃがんで便器の中を覗き込むと、便器のふちに黒いヌメリや赤カビ、尿石がたまっていることに気付くはずです。
トイレブラシで強くなぞるように擦って、汚れを落としてください。
掃除に使用したトイレブラシを洗わずに、そのままケースに片付けると、トイレ内に雑菌が再び広がってしまいます。
だからといって、洗面所やお風呂場でトイレブラシを洗うのも抵抗がありますよね。
このような場合には、使い捨てのトイレブラシで掃除するのがおすすめです。
私のおすすめは、「スクラビングバブル トイレ洗剤 流せるトイレブラシ 本体ハンドル1本+付替用16個セット」です。
スクラビングバブル トイレ洗剤 流せるトイレブラシ 本体ハンドル1本+付替用16個セット
本体のハンドルにブラシを取り付けて、掃除をし終えたらブラシのみをトイレに流すだけ。
ブラシには洗剤が付いているので、洗剤を別途用意する必要はありません。
また、ハンドルにあるレバーでブラシを外せるので、ブラシを触る必要がなく衛生的です。
スクラビングバブル トイレ洗剤 流せるトイレブラシ 本体ハンドル1本+付替用16個セットの口コミ
取っ手を組み立て、ブラシを挟んで便器をゴシゴシすると、青と緑の液体がジュワッと出てきました。
取っ手のカーブが便器なカーブに沿って、隅々まで磨けるのがよかったです。
組み立てからブラシをポイして流すまで、たった5分ですみました。
全く手を汚さず、楽しくトイレ掃除ができる優れものです。
スティックだけずっとつかえてブラシは使うたび交換。
なんて衛生的なんでしょう。これからも使い続けると思います
おしゃれで便利な芳香剤
トイレを掃除して匂いの原因をなくすことができたら、トイレに好きな香りを漂わせましょう。
私のおすすめは「サワデー香るスティック 消臭芳香剤 本体 パルファムノアール 70ml」です。
本体も詰め替え用もドラッグストアやスーパーで取り扱っているので、香りが消えてきたと感じたらすぐに買いに行くことができます。
また、見た目がおしゃれなうえに、コンパクトで場所をとりません。
瓶とフレグランスオイル、スティックが入っています。オイルを瓶に注いで、スティックを入れるだけで、2時間程度経てば香りが漂ってきます。
香りが強いと感じたら、入れるスティックの本数を減らすことで香りを弱められるので、トイレの広さによって、香りを調整できるのも魅力的です。
上品な香りで、私はトイレだけでなくリビングでも使っています。
サワデー香るスティック 消臭芳香剤 本体 パルファムノアール 70mlの口コミ
瓶もおしゃれなのでとても500円には見えないしインテリアにもいいです。
なくなったら詰め替え用を買おうと思います。
穏やかな気持ちになれます。
他の芳香剤にはない繊細さがあって、さすがは『パルファム』。
やさしく甘く、あたたかみがあるので、リラックスしたい時にピッタリ。
まとめ
トイレの消えない匂いの原因、匂いを消す方法、おしゃれで便利な芳香剤を紹介しました。
トイレの消えない匂いの原因は飛び散った尿と下水の匂いの2つです。
便器内はもちろん、床や壁、換気扇をこまめに掃除して、飛び散った尿が固まる前に取り除きましょう。
嫌な匂いの原因をなくすことができたら、香りにこだわってください。
好きな香りをトイレに漂わせることで、トイレに行くのが楽しみになり、掃除する意欲が高まりますよ。