敬老の日が近づくと、スーパーや百貨店の売り場に、帽子や日傘、ストールなどが列びますね。
おばあちゃん、おじいちゃんへのプレゼントの定番ではないでしょうか。
しかし、これらは外を元気にお散歩できるおばあちゃん、おじいちゃん向けのプレゼントですよね。
では、そうでない祖父母には、どのようなものが良いでしょうか?
そこで今回は、寝たきりで過ごしているおばあちゃん、おじいちゃんにオススメのプレゼントを、シチュエーション別に紹介します。
施設にいる場合
おばあちゃん、おじいちゃんが老人ホームに入居している場合、4人部屋に入っているのか、個室に入っているのかによって、選ぶプレゼントが変わりますよね。
4人部屋に入っている場合
4人部屋に入っている場合、同じ部屋に入っている他の入居者さんの邪魔にならないように、
また、介護士さんの仕事の邪魔にならないように、スペースをとらない、大きな音が鳴らないものを選ばなければいけません。
壁に飾るもの(絵画、フォトフレーム、クロスステッチなど)
絵画やフォトフレームなら、壁に飾ることができるので、スペースをとらず、介護士さんの邪魔になりません。
施設で寝たきりのおばあちゃん、おじいちゃんは、テレビや本を見る他、どのようなものを見ているでしょうか。
部屋を出るのに介護が必要なおばあちゃんやおじいちゃんは、壁や天井、テレビを見つめている時間が長いと思います。
同じ景色を見ていると、退屈で飽きますし、テレビをずっと見ていると、脳が疲れます。色鮮やかな絵画は、新鮮で、脳が刺激されます。
他の入居者さんに、おばあちゃん、おじいちゃんが家族の自慢をして、会話が弾むかもしれませんね。
時間に余裕がある方は、クロスステッチの作品をプレゼントしてはいかがでしょうか。
クロスステッチは、布のマス目に、刺繍糸で×印をつけるように縫っていく手芸で、一作品を仕上げるのにとても長い時間がかかります。
プレゼントする時に、おばあちゃん、おじいちゃんに、何故この図柄を縫ったのか、どのぐらい時間がかかったのかなど、エピソードを話すと、自分の気持ちが伝わりやすいです。
クロスステッチをするのに、何を準備したらいいか分からない方は、必要な物が一通り揃っているクロスステッチキットを買うのがオススメです。
慣れれば、自分で図柄をデザインできるようになり、作品の幅が広がりますよ。
もし、おばあちゃん、おじいちゃんが近くにある物を投げてしまうようなら、クロスステッチを額に入れずに、セロハンテープや両面テープなどで壁に貼り付ければ大丈夫。
投げても怪我をしないし、散らからずに済みます。
個室に入っている場合
個室に入っている場合、4人部屋ほど、音を気にしなくて済みますね。
CD
施設の中でずっと過ごしていると、毎日同じことの繰り返し。会う人も、聞こえる声も同じです。
そこで、昔、おばあちゃん、おじいちゃんがよく聞いていた唱歌、落語などが入ったCDをプレゼントするのがオススメです。
昔を思い出すことは、認知症対策になりますし、笑うことは認知症対策になるだけでなく、腹筋が鍛えられ、健康の増進にも繋がります。
また、施設でカラオケ大会があるなら、音楽CDを聞くことは練習にもなりますね。
DVD
昔、おばあちゃん、おじいちゃんが行ったことのある都道府県について紹介するDVDをプレゼントするのもいいですね。
Amazonで、日本の有名な風景、名所を紹介するDVDセットが売られています。
認知症対策にもなりますし、「あの時、おばあちゃんは・・・」と、家族で思い出話をすると盛り上がりますね。
CDラジカセ、DVDプレイヤー
CDやDVDを再生するには、当然ながら再生機器が必要です。
今は超薄型の再生機器も販売されていますし、操作も簡単なので、機械の扱いに慣れていないおばあちゃん、おじいちゃんでも大丈夫です。
プリザーブドフラワー
施設にいる場合、生花をプレゼントすると、花のお世話を誰がするのか問題になりますよね。
介護士さんに頼むわけにもいかないし、家族が毎日花のお世話をしに行くのも難しいもの。
その点、プリザーブドフラワーはお世話がいらないのでオススメです。
親戚の家や自宅にいる場合
生花
施設にいる場合と違って、生花をプレゼントしても、花のお世話をしてくれる人がいます。
旬の花をプレゼントすると、季節を感じられていいですね。
タオル
消耗品のタオルは何枚あってもいいです。
ついついいつまでも使ってしまう古いタオルを捨てる機会になります。
高級ホテルで使われているような手触りのいいタオル、色鮮やかな花柄のタオルなどは、自宅にいながら、リッチな気分を味わうことができますね。
最後に
寝たきりの生活は刺激が少なく、つまらないもの。
最後までお読みいただきありがとうございました。
こちらも参考にしてください。
敬老の日に関する他の記事はコチラから