男の子の居るご家庭では、
5月5日の端午の節句に合わせて五月人形を飾るご家庭が多いですよね。
ご家庭によって飾る場所は様々ですが、
飾る場所や方角に決まりはあるのでしょうか?
また、五月人形を飾る時期や飾り方もあるのをご存じですか?
今回は五月人形を正しく飾って、しまうまでの方法をご紹介いたします!
五月人形はどこに飾れば良いの?
管理人が子供の頃には鯉のぼりを多く見かけましたが、
最近では室内に飾ることができる五月人形を選ばれる方が増えたことによって、
鯉のぼりを見かける機会が減りました。
男の子の居るご家庭では、
5月5日の端午の節句に合わせて五月人形を飾るご家庭が多いと思います。
人の目に触れるリビングや玄関、床の間などに飾ることが多いですが、
五月人形はどこに飾れば良いのでしょうか。
直射日光の当たらない場所に飾る
五月人形を飾る場所や方角に決まりはありませんが、
北向きの飾るのは避けた方が良いでしょう。
各家庭の飾りやすい場所に飾るようにしましょう。
しかし、
湿度が高くなる玄関や浴室付近には飾らないほうが良いでしょう。
五月人形を飾る時期と飾り方は?
鎧兜や武者人形など端午の節供に飾る人形を五月人形と言いますが、
これらは全て室内で飾ることから内飾りと言われています。
内飾りは、春分の日である3月21日頃から飾り始めるのが一般的とです。
また、鯉のぼりのような外に飾るものは、4月上旬頃から飾りつけるようにしましょう。
五月人形の飾りつけ方
五月人形には、平飾りと三段飾りの2種類があります。
雛人形にも言えることですが、お飾りの部品は繊細であるため、
飾り付けを行う場所で組み立てるようにしましょう。
≪平飾り≫
中央に兜や鎧など五月人形を置き、左側に弓、右側に太刀を飾ります。
五月人形の背後に屏風を飾り、
オルゴールや写真立てなどがある場合は一番手前に飾るようにしましょう。
≪三段飾り≫
平飾りのお飾りの下段に、陣太鼓や柏餅などを飾り付けます。
<縁起の悪い飾り方に注意しよう>
5月5日にだけ飾る「一夜飾り」は、葬式の飾りつけに通じるものがあるとして、
縁起が悪いと言われています。
五月人形を出す日に注意し、なるべく長く飾るようにしましょう。
五月人形をしまう時期としまい方は?
前述したように、
五月人形は3月21日頃から飾りはじめるのが一般的ですが、
実は明確に飾る時期というのは決められていません。
むしろ、
敵に勝つために相手より先に陣を構えた方が有利で縁起が良いと言われているため、
早ければ早い方が良いんです。
しかし、1年中出しっぱなしというのも季節感がなくて嫌ですよね。
雛人形は飾りつける時期としまう時期が「婚期が遅れる」という理由で明確に決まっているのに対し、五月人形は実にアバウトです。
五月人形をしまう一般的な時期
先ほどもご紹介したように、極論するなら五月人形は年中出しっぱなしでも問題ありません。
しかし場所を取りますし、端午の節供が終われば片づけたいですよね。
一般的には、子供の日が終わったら直ぐに片づける方が多いようで、
遅くても5月下旬にはしまうのが一般的です。
五月人形のしまい方
五月人形は湿気が籠ったまましまってしまうと、カビや虫の原因にもなります。
そのため、
また、防虫効果のある人形用の薬剤と一緒にしまっておくと安心です。
まとめ
如何でしたでしょうか?
端午の節供に飾る五月人形は、
各家庭の飾りやすい場所に飾るようにし、
直射日光や湿度の高い場所は避けます。
飾りつけを始める時期は、
一般的には3月21日頃と言われていますが、
具体的にこの日というように決まってはいません。
また、しまう時期も同様に決まっていないため、
湿度が高くなる梅雨入りまでにはしまいたいところですね。
今年の端午の節句は、
今回ご紹介したことを参考に正しく飾ってしまうようにしてくださいね!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。