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猫は生後2か月頃から爪とぎをするようなり、気づけばソファーや壁・柱など爪が引っ掛かる場所はボロボロになってしまいます。
つい叱ってしまいますが、猫にとって爪とぎは仕方がないこと。

では、どうすれば猫と人間が気持ちよく生活できるのでしょうか。

今回は、我が家で13年間行った猫の爪とぎ対策を詳しくご紹介いたします
 

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猫が爪をとぐ理由

猫がバリバリと爪をとぐ姿は、最近の猫ブームですっかりお馴染みの姿となりました。
テレビや雑誌・SNSでよくこのような姿を見かけるということは、お察しの通し猫にとって爪とぐは習性の一つで防ぐことは不可能です。

猫が爪をとぐ理由は3つあると考えられています

一つは爪を整えるためです
魚を食べるというイメージのある猫ですが、実は肉食動物でネズミや鳥などの獲物を狩る習性があります。
効率よく獲物を狩るためには鋭い爪が必要となるため、特に前足の爪はこまめに手入れを行います
二つ目の理由は、マーキングです。
猫は縄張り意識が強く、柱や家具などに爪とぎを行うことで独特のにおいを付けて縄張りを主張します。
新しく猫を迎えた時や、多頭飼いを始めた時など、頻繁に爪とぎをするようになったらマーキングが原因と言えます。
三つ目の理由は、ストレス解消です。
爪をバリバリととぐ刺激で、猫は日ごろのストレスを発散していると考えられています。
例えば、いつもとエサの種類が違った時や遊んでもらえない時などにストレスがかかりやすく、爪をとぐことでストレスを発散します。
また、夜遅くから朝方にかけて行われる「運動会」の一連の流れで爪をとぐこともあります。
 

家の中で猫が爪をとぐ場所

猫が好んで爪とぎをする場所は、確かな手ごたえを感じられる場所です。
例えば壁や柱、ふすまや障子。家具ではソファーやベッドのマットレスなどが狙われやすい傾向にあります。

特に前足の爪をとぐ時に、後ろ脚で立ち上がって爪を研ぐので、適度に寄りかかれる安定した場所は爪とぎスポットになりやすく、気づけばボロボロに…。

賃貸の方は要対策

ペット可賃貸住宅にお住まいの方は、猫のつめとぎなどペットによって破損・汚損された箇所は退去時に修復しなければならない義務があります。
これは「原状回復義務」と言って、国土交通省が定めた『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』によって定義されています。

住み続けることで壁が日焼けしたり、壁紙が湿気で浮き上がる場合は経年劣化や通常損耗にあたるため原状回復義務はありませんが、猫の爪とぎなどによる住居の傷は“ペットのしつけ問題”とみなされて原状回復義務が発生します。

賃貸住宅にお住まいの方は、次で紹介する対策とグッツを参考に爪とぎ対策をしっかりと行いましょう
 

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猫の爪とぎ対策

冒頭で述べたように、猫にとって爪とぎは習性で生理現象の一つであるため防ぐことはできません
猫を飼うなら、ある程度インテリアや家具が餌食になってしまうことは覚悟する必要があります。

我が家もペット可賃貸住宅に住んでいた時期があったので、いくら習性と言っても家具よりも壁や柱を傷つけられるのにストレスを感じていました

猫と人間が気持ちよく暮らすためには、爪とぎの被害を最小限に抑えることです。
そこでここでは、我が家で13年間行ってきた猫の爪とぎ対策をご紹介いたします

我が家がやられた場所
我が家の雄猫は生後2か月の時に里親として引き取り、現在13歳の老描となりましたが、おじいちゃんになっても爪とぎは欠かさず行っています

里親として迎えて早々に狙われたのが、ソファーでした。
合皮素材のソファーは爪がひっかかりやすく、バリバリと好んで爪とぎをし始め、次に狙われたのがベッドのマットレス部分
半年もしないうちに合皮は目にそって剥がれはじめ、マットレスは糸が飛びだしボロボロに…。

爪とぎとは違いますが、カーテンや障子など爪をひっかけて登れるものも同様にボロボロになりました。

対策1:爪とぎ専用グッズを用意する

そのままにしておけばソファーやベッドのマットレスはボロボロにされ続けてしまうので、ホームセンターでダンボール製の爪とぎアイテムを購入しました。

ソファーで爪をといでいる時に、そっと爪とぎアイテムを差し出し、まずはニオイチェックをさせます。

落ち着いたら、前足を爪とぎに乗せて爪をとぐ仕草を手取り足取り行い、「ここで爪をとぐんだよ」と教えてあげます。

上手に爪がとげたらおやつをあげたことで「楽しかった」「気持ちよかった」と良い記憶が残ったようで、次からはそこで爪をとぐようになりました。

対策2:寝室は入室禁止

猫を迎えるうえで、家中が猫にとって安全に過ごせるようにできれば良いのですが、実際には高価な家具など傷つけられたくないものや、細々とした小物などが多いものです。

我が家ではベッドのマットレスが狙われていたので、思い切って遊んでほしくないものを寝室に集合させて猫を入室禁止にしました

一部の部屋を入室禁止にする際は、ドアノブがレバー型だと猫は自力で開けてしまうので、丸ノブやスライド式の扉の部屋を入室禁止にするか、思い切ってドアノブを交換するようにしましょう

対策3:壁に保護シートを貼る

猫の爪とぎを防ぐために、壁紙に貼る保護シートが販売されています。
このシートは表面がツルツルしていて、猫の爪が引っ掛からないようになる仕組みです
簡単に貼ることができ、綺麗にはがせるので賃貸でも安心して使えます

 

壁紙に保護シートを貼って爪とぎができないようにした後はその場所に専用の爪とぎを設置してあげましょう。



 

対策4:諦める

ここまで対策をして、爪とぎの被害を小さくすることはできましたが、リビングのソファーやカーテンなどは相変わらずボロボロです。

猫が嫌がる柑橘系のニオイがする「爪とぎ防止スプレー」も販売されていますが、スプレーをした直後に効果はあっても、時間がたてばニオイも薄れてしまうので、また爪とぎを始めます

そこで考え付いたのが、「ある程度は仕方がない」と諦めることです。
カーテンやソファーはそこまで高価なものをもともと使っていなかったので、カーテンはある程度ボロボロになったら再び安いものに買い替えるようにし、ソファーにはカバーを付けて傷が目立たないようにしました。

爪をひっかけて登ろうとした襖や網戸は退去時までに直さず放置し、猫を飼い始めて8年経過した時に退去した際には、約7万円の回復費用を支払いました

人間と猫が気持ちよく暮らせるようにしよう

猫にとって爪とぎは習性で生理現象の一つであるため、しつけで防ぐことはできません

そのため、人間と猫が気持ちよく同じ空間で暮らせるように、ご紹介した爪とぎ対策とグッツを参考に対策を施すようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 

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