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仏壇

私の家も浄土真宗本願寺派なのですが、母が亡くなり葬儀のこと法事のこととか色々調べていると浄土真宗のマナーことなど、意外と知られていないことが多いことを知りました。
ここでは「してはいけない13のマナー」を取り上げました。
あなたも恥ずかしい思いをしないように見出しだけでも見ておいてください。

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目 次 ーお好きなところからお読み下さいー

浄土真宗の「していけない13のマナー」

1.般若心経はとなえません

浄土真宗の基本となるのは「浄土三部経」(「仏説無量寿経」「仏説観無量寿経」「仏説阿弥陀経」)です。
浄土真宗は「絶対他力」という考え方にのっとっています。

「絶対他力」とは、阿弥陀仏が皆をお救いになろうとするお気持ちで、そのお気持ち(ご本願)を信じ生きていきましょうということなのです。

ところが、般若心経は知恵をつけ仏への道を進みましょうということなので、浄土真宗では使いません。

2.占い・方位とかに左右されない

ご存知のように、仏教はの発祥はインドと言われています。インドから中国を渡り日本に伝来しました。
その中で、中国の風習・習慣も一緒になって伝来したため、あたかも仏教のことのように思われていることも多々あります。

例えば、よく言われる大安や仏滅、友引などは、本来「六曜」と呼ばれ仏教に関係のないいわば暦のようなものです。漢字も今の字ではなく他の字があてられていました。

現在六曜についていえば、「根拠のない迷信」として国や行政、公共機関の提供するカレンダーには記されていません。

また、仏教伝来以前の風習である「塩をまいたり」「お茶碗を割ったり」「箸をたてたり」もしません

3.告別式と言わない

浄土真宗の教えでは、阿弥陀仏のご本願で亡くなった人は極楽浄土に導かれます。
極楽浄土では、故人(先にお亡くなりになった人たち)が居られますので、そこで再会すると考えられています。
従って、葬儀はお別れの場でないので告別式とは言いません。

4.冥福、霊前は使わない

冥福とは冥途の幸福という意味で、浄土真宗の場合は、亡くなれば阿弥陀仏のご本願で極楽浄土に行きますので、冥途の幸福(冥福)を祈ることはないのです。

従って、亡くなった時点で仏となりますので霊前というのは間違いで仏前となります。
また、「草葉の陰」「昇天され」「泉下の人」という言葉も使いません

5.追善供養ではない

下部に記載の「浄土真宗の考え方」に示すように、亡くなれば極楽浄土に導かれるので、他の仏教と違い残された人が個人に善を送る必要はなく故人の仏事を機に縁者が集まり、お寺さんを囲み故人を偲び仏法を聞き「御恩報謝」の観点から行うものです。

6.線香はたてない

線香は江戸時代に考案されたもので、本来のお焼香という正式な作業を略したものです。
したがって、浄土真宗では焼香に近い形として、線香を適当な長さに折り寝かせて供えます

浄土真宗の正しいお焼香の作法は

 ・ご本尊に向かって軽く一礼
 ・香を右手の親指・人差し指・中指でつまみ1回(大谷派などは2回)だけ香炉にくべます。
  (この時、香はおしいただきません。額近くに持って行き祈りを込めるようなしぐさはしません。)
 ・合掌してお念仏を唱えながら礼拝します。
 ・最後に、ご本尊に再度一礼

です。

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7.位牌が無い

位牌とは、元々中国で官位や姓名を気の札に書いて供えるとという儒教の考え方です。したがって仏教と関係のないことなので「位牌」は使いません。

また、戒名ではなく法名といいます。そして、院号や居士、大姉などの尊称は付けません。
それは浄土に還ったらみんな平等だからです。

8.お仏壇に仏像や写真を入れない

浄土真宗でいうお仏壇とは、お寺を小さくしてものです。ですので、写真や他の宗派の仏像などは入れません。

9.お仏壇を拝むときにおりんはならさない

読経の時に使う道具として、「おりん」があります。
神社の鈴のようにお参りの前に鳴らすようなことはしません。
お参りする時は、合掌してお念仏を唱えます

10.お仏壇にお茶はあげない

故人は、極楽浄土におられるので喉が渇くとかはありません。
極楽浄土には、「八功徳水」(はっくどくすい)という
ありがたいお水がふんだんにあります。

お水を備える理由
お仏壇の中に華瓶(けびょう)という仏具があり、その華瓶に水を入れ、(しきみ)か、青木を入れます。
樒は香木ですから、香水として供えるのです

11.お墓に〇〇家と書かない

お墓に故人がいるという考えはありません。
あくまで、故人を偲び今生きる人たちが感謝の気持ちで手を合わせます。

正黄土真宗のお墓の正面には「南無阿弥陀仏」または「倶会一処」と彫ります。

12.迎え火・送り火をしない

迎え火・送り火の概念は中東から中国に渡ったもので、本来の仏教とは関係のないものです。
仏様は、いつも私たちの身の回りにおられますので
いつ来ていつ帰るというものではありません

13.神棚は作らない

「弥陀一仏」の考えから、神棚は作りません。

浄土真宗の考え方

浄土真宗では、亡くなった人は阿弥陀仏のお力(絶対他力)で、ご本願(皆に対し絶対の幸福をお与え下さる約束)により極楽浄土へのお導き下さるという教えで、他の仏教の宗派とは一線を画しています。

また、お経をあげるのは故人の為にあげるのではなく、現世に生きる人にたいして行うものでだとも言われています。

浄土真宗は、「弥陀一仏」と言われています。「阿弥陀仏」唯一仏で拝む対象は阿弥陀仏だけとされています。
(他の神様や仏様も認めています)
 

まとめ

浄土真宗は仏教ですが、他の宗派とは教え(考え方)が異なります。

他の仏教では、閻魔さんがでてきてお裁きをしたり地獄(六道)があったりしますが、
浄土真宗では阿弥陀仏のご本願で亡くなった方は皆極楽浄土に行き仏様となります。

お経も、故人にあげるのではなく、今生きている人に向けた言葉です。
その辺りを理解し、恥ずかしい思いをしないように心がけましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。
 
 

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