ドラッグストアのベビー用品売り場では、赤ちゃん用の日焼け止めが販売されています。
「赤ちゃんに日焼け止めは必要なの?」と疑問に思われる方も多いかもしれませんが、親世代が子供だった頃に比べて、現代では多くの紫外線が地上に降り注いでいます。
そのため、赤ちゃんもしっかりと紫外線対策を行う必要があるわけです。
そこで今回は、赤ちゃんにおすすめの日焼け止めの紹介と選び方、塗り方落とし方をご紹介いたします!
赤ちゃんに日焼け止めが必要な理由
現代の親世代・祖父母世代が子供の頃は、日焼けした小麦色の肌は健康の証拠と言われていました。
しかし、現代ではオゾン層の破壊によって紫外線量が増えたことで、大人も子供も紫外線対策が欠かせなくなりました。
以前は母子手帳に「赤ちゃんに日光浴をさせましょう」と記載されていましたが、2002年からは「紫外線対策をしましょう」に変更されています。
そのため、赤ちゃんにも大人と同じように日焼け止めを塗って紫外線対策を行う必要があります。
赤ちゃんの日焼け止めの選び方
赤ちゃん用の日焼け止めは、首が座る頃の生後3カ月から使用することができます。
赤ちゃんは大人の1/2程度の皮膚の厚さしかないため、大人より紫外線のダメージが大きくなります。
20分以上外出する場合は、赤ちゃん用の日焼け止めを塗って紫外線対策をするようにしましょう。
それでは、赤ちゃん用の日焼け止めの選び方をご紹介いたします。
SPF・PA値が適切な物を選ぶ
日焼け止めに記載されている「SPF・PA」はお母さんには馴染み深い標記ですが、
その意味を理解されていますか?
SPFやPAの値が高ければ高いほど確かに紫外線対策効果は高くなりますが、
その分肌への負担は大きくなります。
SPFの値は1単位ごとに約20分の紫外線抑制効果があると言われています。
例えば、SPF20の日焼け止めの場合は、SPF20×20分=400分(5~6時間)の紫外線抑制効果があります。
石鹸で洗い流せるものを選ぶ
大人用の日焼け止めの場合、
専用のクレンジングを使用しなければ洗い流せない日焼け止めも多くありますよね。
しかし、赤ちゃん用の日焼け止めを落とすのにクレンジングを使用するのは、
赤ちゃんの肌へ大きな負担となります。
そのため、お湯やボディーソープだけで落とせる日焼け止めを選ぶようにしましょう。
紫外線吸収剤・紫外線散乱剤は赤ちゃんの肌質で選ぶ
日焼け止めには、ケミカル(紫外線吸収剤)の日焼け止めとノンケミカル(紫外線散乱剤)を使用した日焼け止めの2種類があります。
対して紫外線散乱剤を使用したノンケミカルの日焼け止めは、塗ると肌が乾燥して日焼け止め独特のニオイを感じますが、肌への負担がケミカルと比べて軽い特徴があります。
赤ちゃんの肌質によって、ケミカルとノンケミカルを使い分けるようにしましょう。
無添加の日焼け止めを選ぶ
大人でもアルコールやパラペンなどの添加物は肌への負担となります。
肌が薄く過敏な赤ちゃんの日焼け止め選びは、これら添加物が使用されていない無添加の日焼け止めを選ぶようにしましょう。
ただし、無添加の日焼け止めは雑菌の繁殖を抑制する防腐剤や殺菌剤が含まれていないので、なるべく早く使い切るようにし、余った日焼け止めを翌年に再び使用するのはやめましょう。
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赤ちゃんの日焼け止めの塗り方と落とし方
赤ちゃんの日焼け止めも、大人と基本的には同じ塗り方でかまいません。
しかし、赤ちゃんの首回りや肘の裏などに汗が残っていると日焼け止めが簡単に落ちてしまうので、ガーゼハンカチやタオルなどで汗を拭き取ってから日焼け止めを塗るようにします。
乾燥肌やアトピー肌の赤ちゃんに日焼け止めを塗る場合は、日焼け止めを塗る前に保湿剤で保湿してから塗るようにしましょう。
日焼け止めは肌へすりこんだほうが効果的だと思われがちですが、実は皮膚へすりこむのは肌の負担となるのでNG。
日焼け止めは汗や水で簡単に落ちてしまうので、2~3時間ごとに塗り直すようにすると、日焼け止め効果を継続させることができます。
日焼け止めと言っても、実際には日焼けを止めることはできません。
あくまで日焼けするスピードを遅らせるのを目的としているので、多少は日焼けしてしまいます。
日焼けして過敏になった肌をゴシゴシとこすって日焼け止めを落とすと肌への負担となるため、しっかりと泡立てたボディーソープの泡で落とすように、やさしくこすって落とすようにしましょう。
まとめ
親や祖父母世代が子供だった頃に比べて、現代では紫外線が地上に降り注ぐ量が増えています。
赤ちゃんは大人の1/2程度の皮膚の厚さしかないので、なるべく肌への負担にならない日焼け止めを選ぶようにしましょう。
赤ちゃんの日焼け止め選びに悩んでいる方は、ご紹介したことを参考にしてみてくださいね!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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