赤ちゃんにとっての快適な室内温度と、大人が快適な室内温度は違うのを知っていますか?
赤ちゃんと私たち大人は同じ人間ですが、生後間もない間は体温調節の機能が未熟なので適切な温度を調整してあげる必要があります。
そこで今回は、暖房時の赤ちゃんが快適に過ごせる室内温度と、安心して使える安全な暖房器具をご紹介いたします。
暖房時の赤ちゃんの適温と注意点
私たち人間は暑ければ体温を下げる、寒ければ体温を上げるというように脳の自律神経を司る「視床下部」という場所から指令を受けることで体温調節をすることができます。
しかし生まれて間もない新生児や赤ちゃんは、自律神経の働きが未発達のため体温調節ができません。
赤ちゃんが自分で体温調整ができるようになるのは生後8か月頃から2歳にかけて自律神経が発達するため、それまでは大人が赤ちゃんの様子をよく観察して室温を調整してあげるようにしましょう。
赤ちゃんが快適な室内温度
夏は赤ちゃんが汗をかいているのかどうかで比較的簡単に室温調整ができますが、冬場の室内温度管理は難しいですよね。
秋冬、そしてまだ肌寒い春の初め頃の室内温度は、大人ならやや寒く感じる20~23℃くらいがおすすめです。
温度だけを気にするのではなく、湿度を60%前後に保つようにすることで温かく感じられるほか、細菌感染や乾燥肌の防止になります。暖房器具と加湿器を上手に活用しましょう。
乳幼児突然死症候群(SIDS)に注意
これまで大きな病気や出産時の問題などなく健康であった赤ちゃんが、突然死亡し、その原因が不明である死因のことを「乳幼児突然死症候群」と言います。
なぜ乳幼児突然死症候群が起こるのか未だに不明ですが、死亡した赤ちゃんの共通点には「うつ伏せ寝」「人工乳(ミルク)育児」「保護者の喫煙」そして「赤ちゃんの過温」が原因なのではないかという見解がなされています。
赤ちゃんが安心して使える安全な暖房器具とは
赤ちゃんが居るご家庭では室温が上がりすぎないことはもちろん、ハイハイをし始めた赤ちゃんが居る環境でも安心して使える暖房器具が必要です。
では、どのような暖房器具が良いのでしょうか?
エアコンは多くの家庭で普及しているので、今回はエアコン以外の暖房器具をご紹介いたします。
シャープ 加湿セラミックファンヒーター
この商品は空気清浄効果のあるプラズマクラスター搭載なので、閉め切る機会が多い冬場におすすめです。
地震など大きな揺れを感知したら自動で停止するので、万が一赤ちゃんが倒してしまっても安心です。
ゼンケン 遠赤外線暖房器具アーバンホットRH-2200
急激に室内を温めるのではなく、まるで日向ぼっこをしているような身体の芯まで温まる自然な暖かさで室内を暖めます。
もちろん転倒時停止機能付きなので安心です。
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トヨトミ 対流型石油ストーブRL-250
部屋全体を360℃温めるのに適しているのは対流型の石油ストーブです。
こちらの商品はアウトドアに欠かせないランタンのようなデザインの石油ストーブで、どんなご家庭のインテリアを崩しません。
また石油を燃料として部屋を暖めるので、定期的な換気と石油の購入が必要となりますが、部屋を加湿する効果もあるので加湿器が必要ありません。
またエアコンのように極度に寒い日にいきなり暖房が効かなくなることもなく、石油さえあれば停電時でも部屋を暖めることができます。
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暖房器具を選ぶ時の注意点
また、デザイン性が高いタワー式の暖房器具は簡単に赤ちゃんが倒してしまい、故障やケガなどの原因になるため避けるようにします。
暖房器具は安い買い物ではありませんから、長く使えるデザインと機能のものを選ぶようにしましょう。
まとめ
まだ自分で暑いや寒いと伝えられない赤ちゃんの室温調整はとても気を付きます。
暖房器具はもちろん必要ですが、靴下やベストなど防寒衣類をうまく組み合わせて寒さ対策をするのもおすすめです。
暖房器具はどれも高価なものなので、安心して長く使える商品を選ぶようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。