重曹は安全性も高く、洗剤としても良く使われます。
住居用洗剤よりも優しく、手荒れなどもほとんどありません。
そんな重曹を使って楽しく掃除をしませんか!重曹の使い方やおすすめの掃除方法をご紹介します。
重曹の違い
重曹は、昔から食品の添加物などとして使われてきました。
重曹には、医療用、食用、掃除用とがあり、
それぞれの違いは不純物の量と粒子の大きさです。
粒子の大きさ 医療用<食用<掃除用
となっています。
掃除用の重曹が間違って肌にかかったり、口に入っても大丈夫ですが、食用に使うことはやめましょう。
また、ごく稀に肌に合わない人や、アレルギーのある人もいますので注意しましょう。
(気になる方は、重曹水でパッチテストをしてみましょう)
重曹の使い方
まず、前回のおさらいです。
重曹は弱アルカリ性です。
重曹の使い方は
1.重曹水を作りスプレーボトルで使う
重曹水の作り方
水またはぬるま湯100ccに小さじ1杯(約5g)の重曹を溶かすだけです。
2.重曹に水を食わえペースト状にして使う
重曹ペーストの作り方
重曹3水1を混ぜ合わせ、割りばしなどでよくかき混ぜペースト状にする。
3.直接、重曹の粉をかける
使用方法
重曹スプレー
重曹スプレーを吹きかけ、固く絞ったふきんや雑巾で拭くだけです。
(カーペットは毛足を立てるように拭きましょう)
※手垢で汚れた壁紙は、雑巾に重曹スプレーをして拭いた方が液だれの心配がありません。
注意点
1.重曹スプレーをして、放置し乾燥すると白い粉が付着します。
この白い粉は中々取れにくいので、ガスレンジ以外のものは速やかに濡れ雑巾などで拭き
取りましょう。
ガスレンジなどの油汚れのひどい所は、重曹スプレーを吹きかけ、しばらく放置し乾燥
する前にアクリルタワシで擦ればキレイになります。
2.重曹水をぬるま湯で作る場合は35℃位の温度のものでしましょう。
60℃以上の温度で重曹水を作ると「強アルカリに性」になりますので注意しましょう。
3.汚れはひどい場合は重曹水の濃度を調整してください。
その時、溶けにくくなるので注意が必要です。
重曹ペースト
汚れのひどい部分に重曹ペーストを塗り、その上からラップを付け10分程度放置
重曹ペーストを濡れ雑巾、スポンジなどで擦ります。
濡れた雑巾でキレイに拭きとる。
直接、重曹の粉をかける
キッチンなどの排水口に、直接重曹の粉を振りかけます。
汚れが浮いてきますので、古い歯ブラシなど擦って落としましょう。
最後に、十分に水洗いをしましょう。
重曹を使った掃除方法
・アルミ(黒く変色します)
・フーローリング(床のワックスが剥がれる場合があります)
・天然素材のもの、変色の可能性があります。(畳・ジュード素材のラグ・イグサを編んだラグなど)
・テレビ・パソコンなどの画面
・木製品(研磨作用があるため、表面が削られる可能性があります)
・白木(塗料が塗られていないもの)は黒ずんでしまいます
・竹製品・漆塗り
重曹水スプレーボトルを使うもの
・ガスレンジ
・レンジ廻りの油の飛び跳ね
・キッチンの床
・キッチン家電
・電子レンジ
・電気ポット
・冷蔵庫
・ドアの取っ手
・手摺
などの油汚れや皮脂汚れ
落ちにくい場合は、スプレーしてしばらく時間をおいてから濡れたふきんや雑巾、スポンジなどで拭きとってください。
また、
耐熱容器に大さじ2杯の重曹と1カップの水を入れ、数分加熱するだけです。
電気ポットの外側は、重曹で落ちますが、内側の白い汚れは重曹では落ちません。
「クエン酸」を使いましょう。
その後、中の水を捨てスポンジで擦りましょう。
最後に水でよくすすいで、乾燥させれば完了です。
重曹ペーストを使うもの
重曹スプレーでは落ちないもの落ちにくいもの。
・コンロ
・コンロ前や横の壁
など油汚れのひどいもの
汚れに、重曹ペーストを塗って、しばらく放置します。
乾燥する前に、アクリルタワシやメラミンスポンジで擦って汚れを落とします。
ふきん、雑巾で拭きとります。
直接、重曹の粉を振りかける
とても汚れがひどいもの(ベトベトの油汚れや排水口のぬめり)
・排水口
・換気扇(レンジフード)
・コンロの五徳
排水口は直接重曹の粉をかけ、お湯を流しブラシなどで擦るだけでキレイになります。
頑固な汚れで落ちない時は「重曹+クエン酸」を試してください。
換気扇やシロッコファン、コンロの五徳は
ビニール袋などに入れて、重曹の粉を振りかけ60℃のお湯を入れます。
お湯が冷めるまで放置し、ブラシやメラミンスポンジで擦ります。
最後に、水洗いし乾燥しましょう。
また、五徳の入る大きさの鍋があれば、
鍋に五徳を入れ、重曹の粉を振りかけお湯を入れ火にかけます。
沸騰させ10分ほどぐらぐら煮込めばキレイになりますよ。
重曹には研磨作用のありますので鍋のおこげ落としにも使えます。
その後、ブラシやスポンジやたわしで良く磨き落とします。
基本的な使い方は以上のようになります。
消臭作用や除湿作用もありますので、重曹の粉をお皿などに入れて「下駄箱」に置いておいても効果があります。
まとめ
重曹は安全なものですが、念のためにビニール袋や使い捨て手袋をしてください。
特に60℃以上のお湯をかけると、強アルカリ性になりますので必ず手袋をしてください。
また、肌が赤くなったり、湿疹が出たときは
使うのを止めて、皮膚科の受診をお勧めします。
(たまに、アレルギーのひともおられますので)
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
こちらも参考にしてください。
重曹とクエン酸の違いと掃除のときの使い方、混ぜるとどうなる?