いつもはスーツが臭っていなかったのに、雨に濡れるとスーツが臭い出したということはありませんか?
ただでさえも不快に感じやすい雨の日。
スーツから嫌な臭いがすると、自分が仕事に集中できないのはもちろん、周りの目も気になりますよね。
雨に濡れるとスーツが臭くなる原因、雨でスーツが濡れた時の対処方法を紹介します。
第一章:雨に濡れるとスーツが臭くなる原因
晴れている日は臭わないスーツが雨に濡れて臭い始めるなら、臭いの原因はどう考えても雨に関係がありますよね。雨に濡れることで発生する臭いの原因は2つ考えられます。
原因1 ウールの素材
スーツの素材をチェックしてみてください。
素材がウールであれば、雨に濡れると臭って当然です。
ウールは何からできているかというと、動物の毛ですよね。雨の日に動物園に行くと、動物の臭いを普段より強く感じたことはありませんか?
動物の毛は雨に濡れると、臭いが発生します。
もちろん、動物の毛を衣類の生地として使用する前に洗浄したり、生地を加工したりして、生地から臭いが発生しないように、メーカーも工夫はしています。
しかし、私達が毎日身体を洗っても完全に臭いが取れないように、ウールから臭いを根本的に取り除くことはできません。
また、ウールは吸湿性に優れているため、スーツに雨がどんどん染み込んで、カビや細菌を繁殖、増殖させてしまいます。
原因2 汗や皮脂
汗をかきやすい方、皮脂がよく分泌される方は、スーツに汗や皮脂が染みついているのかもしれません。
スーツが雨に濡れると、汗や皮脂の雑菌が発する臭い、カビの臭い、動物の臭いなど、さまざまな臭いがあわさって、臭いが強くなってしまうのです。
第二章:雨でスーツが濡れた時の対処方法
雨に濡れてスーツが臭くなるなら、スーツを濡らさないことが大事です。
身体がすっぽり収まるような大きい傘を差したり、カッパを着たりして、雨からスーツを守りましょう。
それでも、大雨の日や風が強い日などは、雨でスーツが濡れてしまいますよね。雨でスーツが濡れた時の対処方法を紹介します。
対処方法1 できるだけ早く乾かす
スーツを雨に濡れたまま放っておくと、細菌が増殖して、臭いがますます強くなり、やがて臭いが取れにくくなります。
スーツが雨に濡れたら、できるだけ早く乾かしましょう。
会社や自宅など、屋内に入ったら、スーツをすぐにハンガーに掛けてください。
水分を特に多く含んでいる箇所にはタオルを当てて、水分を吸い取ります。
ハンドタオルやハンカチを持ち歩く方は多いですが、ハンドタオルより大きなタオルを持ち歩く方はあまりいらっしゃらないと思います。
会社に自分のデスクやロッカーがあるなら、フェイスタオルを置いておくと安心ですね。会社でできるのはタオルで水分を吸い取って、自然乾燥をさせる程度だと思いますが、臭いを軽減するためにもできることはしておきましょう。
自宅に帰ったら、ドライヤーを使ってスーツに冷風を当てて、水分を完全に蒸発させてください。
水分を蒸発させるなら、温風を当てるのが手っ取り早いですが、スーツの生地を傷めてしまうおそれがあるので、時間がかかりますが冷風を当てましょう。
また、臭いが気になるあまり、乾かす前に消臭スプレーをかけると、水分を蒸発させるのに余分に時間がかかってしまいます。
先に乾かしてから消臭スプレーをかけてください。
大雨の日など、スーツがずぶ濡れになった場合は、
バスタオルを床に広げて、その上にスーツを広げて置きスーツの内側にフェイスタオルを何枚か入れてください。
フェイスタオルが湿ったら、フェイスタオルを交換して、水分をどんどん吸い取りましょう。
ドライヤーで風を当てる箇所はスーツの表面だけではありません。
特にスーツの内側には汗や皮脂がたまっているので、内側を早く、しっかり乾かさなければいけません。
2.スーツにはっ水加工をする
男性だと、小雨の場合には傘を差さない方、大きな傘ではなく折りたたみ傘を持ち歩いている方が多いですよね。
スーツが濡れるとあらかじめ分かっているなら、スーツに撥水スプレーをかけて、水を弾くようにしておく方法をおすすめします。
はっ水スプレーをかけておけば、スーツの表面を軽く手で叩くだけで、雨を落とせます。
おすすめのはっ水スプレーは「レインガード 衣類・布製品用撥水スプレー」です。
10分で乾くので、忙しい朝に使っても間に合います。
ただし、風通しがいい場所で乾かさなければいけないので、晴れている日は屋外で、雨の日は換気扇があるお風呂場などで乾かしてください。
ジャケットの袖やズボンの裾は雨に濡れやすい箇所ですが、スプレーし忘れやすい箇所でもあります。
スーツの大部分は濡れていないのに、袖や裾だけずぶ濡れでは、見た目に違和感があって恥ずかしいですよね。
袖や裾にも忘れずにスプレーしましょう。
レインガード 衣類・布製品用撥水スプレーの口コミ
雪で濡れても室内に入る前にさっと払うだけで水滴が落ちてくれるので便利です。
濡れないだけではなく泥などの汚れなどからもある程度カバーしてくれるので、大事な衣服にはスプレーしておくことをオススメします。
布限定なのでそこは注意。
満遍なくしっとりするくらいスプレーして、乾かしたのち使うとコロコロと水をはじいて汚れもつきづらいです。
まとめ
雨に濡れるとスーツが臭くなる原因、雨でスーツが濡れた時の対処方法を紹介しました。
雨に濡れてスーツが臭くなるなら、ウール素材、汗や皮脂の臭いが原因です。
雨に濡れたままスーツを放っておくと、さまざま臭いが混ざってますます強くなり、やがて臭いが取れにくくなります。
スーツが雨に濡れたらできるだけ早く乾かしましょう。
スーツにはっ水スプレーをかけて、水を弾くようにしておくのもいいですよ。
ただでさえも不快な雨の日。スーツから嫌な臭いが出て、更に不快に感じないよう気を付けましょう。