冬の風物詩であるこたつ。
ずっとこたつに入っているなんて人も多いのではないでしょうか!
しかし、こたつはよく使う分結構汚れているものです。
そこで、シーズンが到来前にすぐに使えるように、こたつやこたつ布団を掃除しておきましょう。
こちらでは、こたつとこたつ布団を徹底的に掃除する方法を紹介します。
第一章:こたつの掃除
シーズンが終わって、こたつを片付ける前に、どのように掃除していますか?
「天板を拭いたら、終わり!」という方も多いのではないでしょうか?
本格的に使用する前に、こたつを掃除して気持ちよく使用できるようにしておきましょう。
第二章:掃除をする前の注意点
こたつの電源を切っていても、掃除をしている時に電源に当たって、起動してしまう可能性があります。
感電したり、やけどしたりするおそれがあるので、コンセントを必ず抜いてから、掃除をし始めましょう。
第三章:こたつの部位別掃除の仕方
1.こたつの脚の掃除方法
こたつの脚に触る機会が少ないので、脚はあまり汚れていないイメージがあるかもしれませんが、脚は床に接しているので、汚れや埃がくっつきやすいものです。
- 中性洗剤をつけた雑巾で、脚全体を拭きます。水で濡らした雑巾で脚を拭くだけでもいいですが、洗剤を使うほうが、汚れをしっかり落とせます。
- 洗剤がついていない、水で濡らした雑巾で、脚全体を拭き、洗剤を拭き取ります。泡立ちや強いにおいが消えるまで、繰り返し拭きましょう。
- 乾いた雑巾で水気を拭き取って、脚の掃除を終わります。
2.こたつの天板の掃除方法
食後などに、天板を布巾で拭く機会が多いと思いますが、布巾で拭くだけでは、天板の汚れを完全には落とせていません。
脚の掃除と同じ手順で、洗剤を使って掃除します。
思わず手をつきがちな天板は指紋がつきやすいです。指紋がないピカピカな天板を目指しましょう。
3.こたつのヒーター部分の掃除方法
こたつの中で、ヒーターの掃除が最も大事
脚と天板の掃除方法を紹介しましたが、こたつの中でヒーターの掃除が最も大事です。
また、こたつ布団で密閉された空間で雑菌が繁殖したり、ヒーターが正常に働かず、こたつが暖まらなくなったりすることもあります。
こたつを効果的に使うためには、ヒーターの掃除が最も大事なのです。
こたつのヒーター部分の掃除方法
こたつの台にくっついているヒーターやヒーターカバー。
台からヒーターを取り外したり、ヒーターからカバーを取り外したりしないと、掃除できないと思っていませんか?
確かに、それぞれ取り外すと、細部までしっかり掃除できますが、鋭い部品で怪我をしたり、分解した部品を元通りに組み立てられなくなって故障したりする可能性があります。
取扱説明書を見て、取り外せそうになければ、ヒーターもカバーも外さずに掃除しましょう。
- カバーに掃除機を近づけ、カバーに付着したほこりを吸い取ります。掃除機の吸い込み口を、先が細いノズルやブラシに取り替えると、より吸い取りやすくなります。
- 掃除機では吸い取ることができなかったほこりを、空気の力で吹き飛ばします。ドライヤーやハンディ扇風機の風力を使うと便利です。「息を強く吹きかければ、道具がいらない!」と思う方もいると思います。
確かに、息を強く吹きかけるのが手っ取り早いのですが、吹き飛んだほこりが目や口に入って、ほこりアレルギーを引き起こすおそれがあるので、控えるほうが無難です。
また、道具を使って、ほこりを吹き飛ばす際には、吹き飛んだほこりが目や口に入らないよう、メガネやマスクをかけるといいですね。 - 濡らした雑巾で、カバー全体を拭き取って、ヒーターの掃除を終わります。
掃除しても、綺麗にならなければ
ヒーターにほこりがこびりついて取れず、汚れが気になったり、効果的に暖まっていないと感じたりするなら、ヒーターだけの買い換えを考えてみましょう。
こたつをまるごと買い換えるのもいいですが、大きなこたつを処分するのは大変ですよね。
また、ヒーターは5000円程度で販売されているので、こたつを買うよりも安く済みますよ。
第二章:こたつ布団の掃除
こたつに入って鍋を囲んで、食べ物をこぼしてしまったり、思わずうとうとして、汗をかいてしまったり・・・こたつ布団は汚れやすいですよね。
シーズンが終わって、こたつ布団を綺麗に掃除して片付ける方が多いと思いますが、収納場所によっては、カビが生えたり、においがついたりすることもあります。
シーズンが到来したらすぐに使えるように、もう一度掃除しておきましょう。
(1)掃除をする前に
こたつ布団を綺麗にするには、布団を丸洗いするのが手っ取り早いです。
また、シミなど、目立つ汚れがないかを確認しましょう。
汚れがある場合は、衣服の襟袖用など、部分洗い洗剤を気になる部分につけて、軽く叩いて、染みこませておきます。
(2)こたつ布団の掃除の仕方
こたつ布団を洗濯するには、クリーニング店に出したり、コインランドリーで洗ったりする方法がありますが、クリーニング店やコインランドリーから、大きな布団を自宅に持ち帰るのは大変です。
ここでは、自宅の洗濯機を使って洗濯する場合、自宅で手洗いする場合の掃除の手順を紹介します。
こたつ布団洗濯する場合
- 洗濯する前に、布団を叩くように、こたつ布団を叩いて、ほこりやゴミを落とします。その後、こたつ布団を広げて、掃除機で汚れを軽く吸い取れば、ほこりやダニを除去することができます。
- 大きな洗濯ネットに、こたつ布団を入れます。汚れが気になる面を外側にして折り畳むと、汚れが落ちやすいです。
- 洗濯表示を見て、適切な洗剤を入れ、洗濯機を回します。
洗剤の中でも、おしゃれ着用洗剤は洗濯物に与えるダメージが少なく、布団を優しく洗い上げてくれます。洗浄力はあまり強くありませんが、こたつふとんの中綿がよれてしまうと大変です。また、粉末洗剤でも、液体洗剤でも、どちらを使ってもかまいませんが、粉末洗剤の場合、粉末がこたつ布団の折り目に入って固まったり、生地の編み目に入ったりすることもあります。液体洗剤のほうが、こたつ布団に染みこみやすく、汚れが落ちやすいのでオススメです。
洗濯機の「大物洗いコース」や「毛布コース」は、大きな布団や毛布、カーペットを洗濯するためのコースです。
洗濯機にこれらのコースがあれば、このコースに設定して洗濯してください。 - 洗濯機の脱水機能を使って、こたつ布団を脱水します。早く乾かせるように、しっかり脱水しようとしてしまいがちですが、脱水機能の激しい回転によって、こたつ布団の中綿がダメージを受けてしまうこともあります。
脱水機能を途中で止めるぐらいで良いでしょう。
手洗いする場合
- 大きなこたつ布団を手洗いするには、こたつ布団が丸ごと入る容器が必要です。洗濯する場合と同じように、こたつ布団を叩いて、ほこりを落とし、掃除機をかけて、ほこりやダニを除去します。
その後、浴槽の栓をし、折り畳んだこたつ布団が浸かるぐらいまで、水をため、洗剤を入れて、よくかき混ぜます。
粉末洗剤は溶けにくいので、液体洗剤がオススメです。
また、水よりもお湯を使うほうが、汚れが落ちやすいですよ。 - こたつ布団を浸けて、足で踏みます。
何度か踏んだら、こたつ布団の面を変えてください。 - 汚れが浮いてきたら、水を捨て、新しい水を入れて、汚れや洗剤の泡がなくなるまで、足踏みと水の交換を繰り返します。
- 汚れも泡もなくなったら、脱水します。栓を抜いて、水を捨て、細かく足踏みして、こたつ布団が含んでいる水をきります。
水をきるスピードはゆっくりになりますが、浴槽の淵にこたつ布団をかけると、自然と水がきれて、手間がかかりませんよ。
洗濯した後、手洗いした後の共通作業
- 洗濯、手洗いが終わったら、洗濯機や浴室の乾燥機能を使って、しっかり乾かします。
よく晴れている日なら、庭やベランダで天日干しするのもいいですね。
物干し竿を2本使って、こたつ布団をM字型に干すと、風の通りが良くなるので、乾くのが早いです。
水をたっぷり吸収したこたつ布団は、表面が乾いていても、中にはまだ水分が残っていることがあります。
中が湿ったままでは、カビや嫌なにおいが発生して、洗濯した意味がなくなってしまいます。
晴れる日が続くようなら、2日ほど干しっぱなしにしてください。 - しっかり乾いたら、本格的に使用するまで、布団収納袋に入れておきましょう。防虫剤を一緒に入れておくと、より衛生的です。
まとめ
こたつの脚、天板、ヒーター、こたつ布団について、掃除の方法を紹介しました。
こたつの掃除をする際には、感電、やけどを防止するために、コンセントを抜いて、掃除してください。
ヒーターもカバーも外さずに掃除できるので、シーズン前に掃除してみてくださいね。
また、こたつ布団は、洗濯表示を見て、布団を自宅で洗濯できそうであれば、晴れる日に、自分の都合にあわせて、好きな時にささっと洗ってしまいましょう。
綺麗に掃除したこたつで、家族団欒の時間やリラックスタイムを過ごしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。