日本三大稲荷と呼ばれている岡山市にある
最上稲荷は歴史の感じられる大きな山に上にあります。
そんな最上稲荷を訪れる前に知っておくと、
より最上稲荷が楽しめる歴史や参拝場所、おすすめスポット、ご利益などご紹介します。
また、最上稲荷はパワースポットとしても有名なところです。
最後に、おすすめのお蕎麦屋もご紹介してあります。
日本三大稲荷と呼ばれている「最上稲荷」は岡山市北区の龍王山にあり、
西暦785年に建立された古くから続く歴史を感じさせるところです。
最上稲荷には、岡山県内外から時期を問わずに多くの参拝者が来場し賑わいを見せています。
1.最上稲荷の歴史
2.最上稲荷は神社?お寺?
3.最上稲荷のご利益
4.最上稲荷には見所がたくさん
5.日本三大稲荷は各地によって違う?
6.最上稲荷の参拝を終えたら美味しいおそばはいかがですか?
7.まとめ
1.最上稲荷の歴史
今から1200年前の天平勝宝4年、
龍王山にある八畳岩にて、当時の孝謙天皇の病気を治癒させるための勅令が下され、
報恩大師が祈願を行なったことから始まります。
報恩大師による祈願が始まると白狐に乗った最上位経王大菩薩が降臨し、
その姿に向かって祈り続けることで、天皇は快癒されました。
その約30年後には、
垣武天皇のご病気の際にも報恩大師の祈願によって快方され、
それを喜ばれた天皇の命によって、改めて龍王山神宮寺が建立され、
これが最上稲荷の歴史の最初のページだと言えます。
備中高松城水攻めの際に戦火により堂宇は消失してしまったのですが、
本尊の「最上位経王大菩薩」のお像は八畳岩の下に移され守りぬかれました。
そして、稲荷山妙教寺として霊跡を復興したのは慶長6年、1601年の時です。
難を逃れた「最上位経王大菩薩」を元に新しい領主となった
花房公が名前を改めて建立をしたのです。
現在の建物だけでも400年以上の歴史を感じられる、
その土地に至っては1200年という年月に思いを馳せることができますね。
2.最上稲荷は神社?お寺?
三大稲荷の話しになった時、しばしば取り上げられるのが、
最上稲荷をはっきりと神社と言ってもいいのかどうか、ということです。
実は最上稲荷は、とても珍しく神社とお寺が融合されているところだからです。
最上稲荷の正式名称を「最上稲荷山妙教寺」と言いますが、
明治時代に制定された「神仏分類令」という法律で
「神社とお寺をきちんと分けましょう」とされましたが、
ここ最上稲荷は特別に許された数少ない神社とお寺融合されているところなのです。
その結果、最上稲荷は「神仏習合」の祭祀形態が許され、
神社でありながら、仏教の流れを汲んでいる「稲荷」として存在をしているのです。
・鳥居
・神宮形式の本殿
これらはお寺にはないものですよね。
神社ともお寺とも言えない、
または神社でもありお寺でもある特別な場所として、多くの参拝者を迎えています。
また、敷地内に77もの末社があり、最上稲荷の重要性がうかがえます。
3.最上稲荷のご利益
最上稲荷に参拝をする方は歴史を感じる建造物、
パワースポットとしての気を与えられること、
それ以外にはもちろん最上稲荷のご利益を求めています。
初詣や節分などの行事にもたくさんの方が足を運ぶのには意味があります。
・商売繁盛
・開運
・縁結び
・それ以外の福徳
そして、忘れてはいけないのは最上稲荷には最上三神と呼ばれる神が本殿に祀られています。
・「三面大黒尊天」は開運を招く神様
・「最上位経王大菩薩」
最上の三神は本殿に祀られていますよ。
4.最上稲荷には見所がたくさん
最上稲荷には、広大な山自体が最上稲荷だとも言われているくらいに、
見所はたくさんありたっぷりと時間を割いて参拝をして欲しいところです。
まずは、最上稲荷に向かう山道に入る際の27メートルもの鳥居。
鳥居の近くには車を駐車するスペースがあり、
高く建てられた鳥居をじっくりと見ることができます。
お賽銭を鳥居の上に投げ、鳥居に置くことが出来たら願いが叶うと言われています。
学生などは必死でお賽銭を空に向かって投げていることがあります。
これは一部に人が言っていることで、、本当のところのご利益は確認できませんので、
危険なこともありますので(鳥居の下は車が通るため)辞めておきましょう。
最上三神が祀られている本殿は、
霊光殿と言われる神宮形式となっており、大きく太い注連縄が飾られています。
写真などで見たことのある方、実物を見ると本当に驚かれます。
本殿を参拝したことで終わりではないのが最上稲荷ですよ。
本殿を右手に進むと階段があり登ったところには縁結びの神様がいらっしゃいます。
縁結びの神様を参拝する前に、奥にある縁切りの神様の元を参拝してくださいね。
悪縁など、あなたにとって良くない縁を切ることで、新たな良縁を結ぶことができるのです。
その左隣りをずらりと並んでいるのは七十七末社です。
ご利益をもっと細かく得ることのできる七十七参りも、
お線香を手に持ち一つ一つ手を合わせましょう。
健康の中でも、腰痛に苦しむ方、内臓が心配な方などあなたや誰でも
「コレッ!」と思うような参拝になりますよ。
ここまで来たら、
備中高松城水攻めの際に必死で「最上位経王大菩薩」を
八畳岩の下に隠しましたと言われる八畳岩にも足を運びましょう。
この場所こそがパワースポットとして有名ですので、ぜひ向かってみましょう。
山に沿うように七十七参りをするのですが、
その山に鳥居がありますので登っていきましょう。
その間にも数々の末社がありますので、お参りしながら先に進んでくださいね。
案内板もありますので、山を登っていくことになりますが安心して登ります。
階段を多く登りますし、山道ですので歩きやすい靴で参拝にいきましょう。
鳥居から30分ほど山を登っていくと八畳岩に辿り着きます。
八畳岩には、報恩大師が祈願をされたとされる祠を見ることができます。
八畳岩に触れパワーを思い存分に取り入れましょう。
そして、眺めも最高で最上稲荷の参道まで見え、
遠くの山も低く見えるくらいの見晴らしです。
八畳岩まで来たなら、そこから10分程また山を登り奥の院を目指してください。
そこは龍王山の頂上で巨石信仰を感じることができますよ。
奥の院には境内や本堂、多くの題目石が林立しています。
絶景が広がり、最上稲荷の大きさをも肌や視界で感じることがきっとできると思います。
5.日本三大稲荷は各地によって違う?
堂々とタイトルに三大稲荷と記しましたが、
実は日本三大稲荷とは各地によって認識が違います。
よく言われるのは、
・愛知の豊川稲荷
・京都の伏見稲荷大社
この他にも
・茨城県の笠間稲荷神社
・宮城県の竹駒神社
・岐阜県の千代保稲荷神社
・大阪府の瓢箪山稲荷神社
・広島県の草戸稲荷神社
これだけが候補と挙げられていることで、地域によっての三大稲荷の認識が違います。
伏見稲荷大社は総本山ということで三大稲荷に必ず入れられていますが、
この伏見稲荷神社の見解としては「三大稲荷は地域により異なる」と発表していますので、
正しく決められているわけではないのです。
ですので、あなたの心の中で最上稲荷が三大稲荷だと思えばそうなるのです。
6.最上稲荷参拝を終えたら美味しいお蕎麦は如何ですか?
最上稲荷を堪能するためには知識を入れ、
たっぷりと時間をかける必要があることが分かりましたね。
なんと、山登りもしてしまいました。
そんなあなたには、歴史を感じたからこそ味わえる蕎麦はいかがですか?
最上稲荷からほど近い場所にあるお蕎麦やさん「比呂兵衛」です。
静かな店内でそばをすすりながら一日を振り返ってみましょう。
心のどこかで「日本って最高だな」と思えること間違いなしですよ。
住所:岡山市北区高松稲荷591
電話:086-287-2161
7.まとめ
如何でしたでしょうか?
「日本三大稲荷の最上稲荷の歴史、ご利益、見所とおすすめのお蕎麦屋」についてご紹介しました。
岡山市にある最上稲荷、
毎年多くの方が参拝に訪れている理由がこれでお分かりになったと思います。
歴史ある最上稲荷、パワースポットとして不思議な力を授かることのできる最上稲荷に
ぜひ足を運んでみてくださいね。
最上稲荷の麓までは車で行くことができますので、ドライブとしても素敵ですよ。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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