ハイブリッドが沢山増えてきましたが、給湯器もハイブリッドの時代に入ってきています。
ハイブリッド給湯器と聞いて、何となくわかるような気もしますが・・・
「では、ハイブリッド給湯器とはどのような給湯器なのでしょうか?」
と聞かれるとはっきりと答えられる人も少ないと思います。
そんなハウブリッド給湯器の仕組みや特徴、メリット・デメリット、そして気になる口コミや光熱費についてご紹介します。
ハイブリッド給湯器の仕組み
ハイブリッド給湯器とは?
ハイブリッド給湯器とは、電気とガスの両方で給湯や暖房をまかなうシステムです。
要は、電気とガスの良い所取りをしようというシステムです。
具体的には、空気熱を活用した電気の「ヒートポンプ」と、
ガスの高効率給湯暖房機「エコジョーズ」を組み合わせたものです。
使用湯量が少ない時は、ヒートポンプでお湯を沸かし、
大量にお湯が必要な時はエコジョーズでお湯を沸かします。
タンク貯湯量は小型の100Lを使うことで放熱のロスも減らし、
その不足分をガスの瞬発力を活かしエコジョーズで補うことで、
快適な生活を損なわず省エネをしようというものです。
給湯だけではなく、暖房機能にも対応しており、
「床暖房」「パネルヒーター」「温風ルームヒーター」などにも使えます。
立ち上がりはエコジョーズで素早く部屋を暖め、
温まるとヒートポンプで沸かしたお湯を循環して室内の温度をキープするという風に
給湯や暖房をトータル的に考えることで、全体のエネルギー効率が高まり
快適性のアップと光熱費の削減を両立したシステムです。
リンナイの「ECO ONE」のホームぺジでは、
ガスはエコジョーズより約85%少なく、
電気はエコキュートよりも約45%少ない。
ガスと電気を効率良く消費するから、低燃費だと記されています。
ハイブリッド給湯器のメリットとデメリット
<メリット>
・二酸化炭素の排出量が少ない
・光熱費の節約
ガスと電気のうち効率の良い方でお湯を沸かします。
・湯切れの心配がない
・停電時はガスで、ガス停止時は電気で給湯できる。
・暖房器具を使う場合、「ほんわり」温かくなり安全で、しかも、空気が汚れず、
乾燥しにくい。
<デメリット>
エコジョーズ+40~70万円位だそうです。
・暖房の熱効率が悪い
室外機でお湯を沸かし室内に引き込むので、お湯の温度が下がるため効率は
良くありません。
・電気、ガスどちらの契約も必要になる。
地域により契約内容が変わるために注意が必要です。
また、ライフスタイルにあった契約も必要です。
・お湯の使用量が少ないご家庭では、光熱費がさほど変わらない。
これも、地域によってガス代や電気代が違うため注意が必要です。
・寒すぎるところでは使えない。
機器の作動可能な気温は-10℃です。また、ヒートポンプは-7℃以下では
作動しません。
機器を暖めたり、凍結防止用の処置が必要です。
・設置場所の広さが必要
エコジョーズとヒートポンプ式の室外機が必要です。
また、マンションでの設置は難しいので相談が必要です。
ハイブリッド給湯器の口コミ、光熱費
口コミ、評判を見ていると、
機能性や快適性に関しては、ほとんどの方が満足されていますが、
ランニングコストが思っていた以上に高いという方がおられます。
当然、家の所在地や広さ、間取などで変わるもので一概には言えませんが、
電気代・ガス代で月40,000~50,000円という方が多かったように思います。
(この方達の中には、導入前と変わらない人やかえって上がったという人もいます)
高い人は月70,000円という人もいました。
導入前の光熱費が解らないので何とも言えませんが、想像していた以上に高いとお感じの方もおられます。
導入当初は、快適過ぎて使いすぎッて人もおられました。
皆さん、床暖房・パネルヒーターや温風ルームヒーターの使い方を試行錯誤しながらお使いのようです。
電気代もガス代もプランがいろいろありますので、プランによって変動もあるみたいです。
ライフスタイルに合わせて料金プランもご相談された方が良いと思います。
(ヒートポンプの100L位のものなので、深夜電力料金を設定された場合、かえって高くなることもあるみたいです)
参考例として2つ載せておきます。
2月 都市ガス使用料 105㎥ 約26,000円 でした。
45坪 4LDK を暖房、給湯、お風呂に使用、
当然、ランニングコストに電気料がプラスされるので電気料金もお知らせすると、
契約 従量電灯Cで 基本料金10KVA契約 3,150円(エアコン5台設置の為) で使用料による加算電力量は普通契約と同じ計算にて
約19,000円でしたがソーラーのおかげで、
売電 約11,500円でしたので 実質約 7,500円でしたが、
私も契約を60A契約に下げようかと考えているところです。(基本料金が3,150円⇒1,890円に安くなるので)
ランニングコストを下げるにはいろいろな家庭、地域環境、ガス他の価格によって違いがあると思うので
ご自分の生活に一番合うパターンを見つけ出して下さい。
LPGで、使用は床暖、給湯、キッチン、ファンコン1台です。
ガス代は以下のとおりでした。
3月20,580円
4月10,374円
5月 8,316円
6月 3,276円
7月 2,562円
8月 1,932円
9月 1,764円
10月 2,394円
11月 3,100円
12月12,504円
1月21,630円
2月21,445円
引用元:e戸建 エコワンについて
※「エコワン」はリンナイのハイブリッド給湯器の商品名です。
※「ファンコン」はファンコンベクターのことで温水ルームヒーターです。
まとめ
如何でしたでしょうか?
確かに良いもですし、寒い地域の方にとって魅力的だと思います。
太陽光発電も含め考えても良いと思います。
使い始めから湯はり時刻、一日の使い終わりまでを学習し、
常に最適なタイミングで最適な量を準備してくれ、生活時間にあわせて無駄なく運転してくれます。
e戸建のコメントでは、初期投資(設置費用)を回収できる?できない?のコメントが結構多く出てきますが、
単純に金額だけのことではなく、快適性も含め判断して欲しいと思います。
ハイブリッド給湯器を検討されている方に参考になれば幸いです。
リンナイの
「ハイブリッド給湯暖房機ECO ONE ランニングコストシミュレーション」
を載せておきますので、試しにシュミレーションしてみてください。
(あくまで、シュミレーションですからね)
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
こちらも参考にしてください。
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