家をリフォームしようと考えていたり、
毎月の光熱費が高くて悩んでいたりする方の中にも、
「エコキュートがお得!」と聞いたことのある方が多いのではないでしょうか?

そこでエコキュートの仕組みや、どんなメリット・デメリットがあるのか、
本当にお得になるのか、また実際に使用している人の満足度など、
エコキュートの気になる部分について詳しく見ていきましょう。
 

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エコキュートの仕組み

エコキュートがどうやってお湯を作っているかご存知ですか?

エコキュートの正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」といいます。

ガスや電気のエネルギーを使って熱を作るこれまでの給湯器とは異なり、
エコキュートの最大の特徴は「空気の熱を使ってお湯を作る」という点です。
 

これはエアコンなどにも利用される“ヒートポンプ”と呼ばれる技術。

エコキュートのヒートポンプユニットの中の冷媒が、空気中に含まれている熱を受け取り、
凝縮して放出する時に発生する熱でお湯を沸かします。

でき上がったお湯はエコキュートの貯湯ユニットに貯められます。

 

このようにエコキュートは冷媒でお湯を沸かす「ヒートポンプユニット」と、
できたお湯を貯める「貯湯ユニット」の2つからなる給湯器です。

省エネやエコ活動への意識の高まりから、エコキュートの普及は進み、
2016年3月の段階で累計出荷台数は500万台を突破しています。
よく見たら、ご近所さんの家にも設置されているのを見かけるのではないでしょうか。
 

新たな方式の給湯器なのはわかりましたが、
本当にメリットがあるのでしょうか?デメリットもあるのならしっかり知りたいですよね。
それでは、エコキュートの本当のメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
 

エコキュートのメリット・デメリット

まずは、エコキュートを設置することのメリットに注目しましょう。

<メリット>

光熱費の節約

エコキュートは太陽光や風力と同じように再生可能エネルギーである、空気中の熱を利用してお湯を作ります。

そのため、電気も当然使いますが、従来のヒーター式の電気温水器と比べて約1/3の電気エネルギーでお湯を作れるのです。

光熱費の内、約30%は給湯用と言われているので、
電力消費量が約1/3で済むエコキュートを設置することで、毎月の光熱費の節約が期待できます。

またエコキュートなどを利用したオール電化住宅の場合、
夜間の電気代が割引される料金プランを利用していることが多く、
電気代が安くなる夜間にまとめてお湯を作って貯めておくと、さらに電気代がお得になります。

実際に三菱電気のエコキュート Pシリーズの場合、
年間のランニングコストがこんなにお得になります。

石  油   57,500円
LPガス   143,900円
都市ガス   94,900円
電気温水器  73,600円
エコキュート 20,300円

LPガスと比べると、年間で12万円以上もお得になります。
出典:三菱電機
https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/diahot/ecocute/introduction/pdf/tokyo_p_series.pdf
 

非常用水として活用できる

地震など大災害の後、
水・電気といったライフラインが何日も止まってしまうことがあります。
これまでの震災の平均では、電気は約4日で復旧するのに対して、水道は約1週間かかります。

5人家族の場合、1日の飲料用だけでも10Lの水が必要になります。
仮に水の復旧に1週間かかったとすると、飲料用だけで70Lです。

防災意識が高くても、
自宅に2Lのペットボトルを35本も常備している方は少ないのではないでしょうか?
それ以外にもトイレや、洗濯、お風呂など、
水は緊急時にも必要になる場所がたくさんあります。

エコキュートなら小さい貯湯ユニットのタイプでも約180Lの水を貯めておくことができます。
いざという時にもエコキュートなら非常用水栓から水(お湯)を取り出せて安心です。
*直接飲用するのではなく、一度煮沸するよう推奨されています。

こうして見ていると、どうしてもメリットばかりに目が行きがちですよね。
そこであまり語られないエコキュートのデメリットにもしっかり注目しましょう。

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<デメリット>

ガスや電気給湯器設置費用が高額

初期費用がどうしても高くなってしまうのがエコキュートの大きなデメリットです。

例として、人気の高い三菱電機のエコキュートの希望小売価格を見てみましょう。

Pシリーズ  370L   970,000円(税別)
      460L  1,050,000円(税別)
      550L  1,055,000円(税別)

真空断熱材を使用した貯湯ユニットなど、プレミアムなPシリーズだと、
一番小さいサイズでも100万円近くしてしまいます。

Aシリーズ  300L  740,000円(税別)
      370L  770,000円(税別)
      460L  850,000円(税別) 
      550L  940,000円(税別)

リーズナブルな価格と便利な機能で、コストパフォーマンスに優れたAシリーズだと、
70万円前後から購入できます。
 

三菱の電気給湯器でエコオート機能の付いた370Lのモデルが
希望小売価格 475,000円(税別)のため、
エコキュートになると値段がリーズナブルなモデルでも30万円ほど
高くなってしまうのがわかります。

エコキュートを選ぶと他の給湯器と比べて、
年間にどれくらいのランニングコストがお得になるのかよく計算してみて、
初期費用を回収できるのにどれくらいの時間が必要になるのか確認することが重要です。

 

湯切れが起こる

エコキュートの利用でよく不満の声が上がるのが、湯切れです。
ガス給湯器のように使う時にお湯を作るのではなく、夜の間に貯めておく方式なので、
どうしても急にお湯をたくさん使ったりして貯めていたお湯を使い切ってしまうと、
お湯が出てこなくなってしまいます。

お湯を作るために日中エコキュートが稼働すると、
オール電化住宅の場合昼間の電気代が割高な場合もあるため、
「結局光熱費が前より高くなってしまった」という声も時々聞きます。
 

湯切れを起こさないためには、
家族構成に合った貯湯ユニットのサイズを選ぶことが重要です。

以下はカンタンな目安です。

・180L 2~3人
・300L 2~4人
・370L 3~4人
・460L 4~5人
・550L 5~7人

 
初期費用や湯切れなど、エコキュートにはデメリットもありますが、
こうしてみてみると購入前によく考えて選ぶことで回避できる場合がほとんどです。
 

「エコだから、省エネだから」とあまり考えずに購入するのではなく、
家族構成や必要な機能をよく考えて
どのモデルのエコキュートが最適なのか選ぶようにしましょう。
 

では実際にエコキュートを使用している人たちの口コミ・評判に注目してみましょう。
 

エコキュートの口コミ・評判

「我が家はダイキンのEQX37LFV使ってます。
基本的には夫婦2人で衣類乾燥機以外は電気です。
エコキュート(オール電化)のメリットは何といっても低コストな部分。
とにかく深夜の安い料金の時間帯をフル活用すればかなりの低コストになります。

電気代はここ1ヶ月は一人の生活なので5,000円以内でした。
二人だと7,000円以内です。

エコキュート導入前のガス代は冬場で12,000円くらいでしたから単純にそれが無くなって、電気代も減ったという感じです(エコキュート前の冬場の電気代は12,000円くらいでした)」

引用元:http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=13866441/
 

「今まで祖父母の家がずっと給湯タイプでした。
それでは流石に老体にムチではありませんが、
高齢ですし追い焚きタイプをつけてあげようとプレゼントしました。

ボタン一つで何もかもできるのが驚いたようで本当に喜んでいます。

お風呂の事故が多いので一緒に入るか、
キッチンから通話で確認しあって入るようにと言っています。」

引用元:https://www.renoco.jp/ecocute/reputation/305/#1537
 

「Pシリーズにしようかと思ったんですが、
そこまですごい機能は求めてないので最終的にSに落ち着きました。

夫とはパナと三菱で敵対していましたが、なんとか三菱にしたのには理由があります。

マイクロバブルが配管を掃除してくれる、これです。
潔癖症の私は何度も配管を掃除していましたが、
毎回お金がかかって仕方ありませんでしたが、

これならお湯を抜くだけで汚れを落としてくれるので、回数もかなり減りました。
雑菌の恐怖は目に見えませんが、日頃の心がけが大切だと思っています。」

引用元:https://www.renoco.jp/ecocute/reputation/304/#1530
 

<口コミのまとめ>
エコキュートのデメリットである「湯切れ」や「初期費用」についてはほとんどなく、
光熱費の節約や高機能についてのメリットの口コミが目立ちました。

デメリットに関しては、購入前に分っていることばかりなので、
購入時に十分検討されたからだと思います。

まとめ

如何でしたでしょうか?

ヒートポンプ技術で、
再生可能エネルギーである空気の熱を使ってお湯を作るエコキュート。
エコで省エネと、メリットも多いですが、決して安い買い物ではないので、
普通の給湯器との差額を回収するのにどれくらいかかるか、
どれくらいの水量の貯湯ユニットが必要なのかなど、
よく考えて選ぶことで、メリットのある使い方ができます。
 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
こちらも参考にしてください。
ハイブリッド給湯器の仕組みとメリット・デメリット、口コミと光熱費

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