「夏至」とは、最も太陽が出ている時間が長く、日が長い日だということは皆が知っていることで、
「夏至」とは反対にある「冬至」は一年間の内で最も日が短い日を指します。
天文学的な観点でいくと、これで説明がつきますが、実は「夏至」とはもって奥が深いものであることをご存知ですか?
そこでこちらでは、陰陽五行説からみる「夏至」についてご紹介します。
陽の気、陰の気など、これからの人生にも役立つことですので、ここでしっかりと「夏至」について理解を深めましょう。
「夏至」は陽の気が一番強い日
陰陽五行説でみる一年の陽の気と陰の気の流れからご説明します。
一年を通して考えると、陽の気が最も強まる日、陰の気が強まる日は春分と秋分を抜きにして理解することはできません。
陰の気が強い日と同時に、それからは陽の気が強まっていきます。
それは、春分には陽の気と陰の気はバランスよく整う時期を過ぎ、
「夏至」には陽の気が最も高まります。
そして陰の気が少しずつ高まり、秋分には再びバランスを整え、
再び「冬至」には陰の気が最大になります。
陽の気、陰の気と聞くと、陽はいいものであり陰は悪いものだと思う人もいるでしょう。
しかし、
陰は、流しながら走りやがて止まり、物事をしっかりと見られるようになること。
陽は「動」で男性的、陰は「静」で女性的だと表現されることもあります。
そして、どうして「夏至」に陽の気が一番高まるのか?
それは太陽の力が関係しています。
太陽が出ている時間が長い「夏至」では、太陽の位置も高くなり、太陽からのパワーを一心に受けることができます。
そのため、やる気や目標に向かう目的をはっきりさせられます。
「夏至」は6月の21日や22日のことが多いのですが、この時期に「これから来る夏に向けて気合を入れよう」「仕事に力を入れよう」とう気分になる人も多いはずです。
それは、陰陽五行説においての人の常であり、太陽からのパワーを受けているからなのです。
「冬至」の一陽来復からみる「夏至」
「夏至」を考える時には、「冬至」を知ると理解しやすいです。
「一陽来復」という言葉は、陰陽の考え方から来ています。
日本のことわざで表すと「ピンチはチャンス」「あけない夜はない」など、暗く手探りな状況に陥ったとしても、そこには一筋の光があり、いつまでもこのままではないというもの。
「冬至」は「夏至」の反対の減少が起こり、太陽が出ている時間は短く太陽の位置は低く、気持ちも暗くなりがちです。何となく、下を向いてしまいそうな時期でもあります。
しかし、前項でもお話をした通りに「冬至」には陰の気が極まりますが、同時に陽の気が流れ込んできます。
そこに一筋の希望の光を見出せませんか?
終わりは始まり、ゴールはスタート、このように一年の流れとして受け止めると、どうしては「冬至」の時期に気持ちが憂鬱になってしまう人にも対処の方法が見つかります。
このような「冬至」の捉え方を陰陽の考え方で理解できると、「夏至」についてより深く理解できます。
陰陽五行説は、対になるものを大事にしています。
陽と陰、明と暗、動と静など。
「夏至」と「冬至」も反対だと言えます。
秋分には半々になりますから、それまでは陽の気を強く感じるでしょう。
しかし、
これらのことを理解し、行動などを考えてみては如何でしょうか!
「夏至」と「冬至」は反対であり、心持ちもそれぞれでは違うことを理解しましょう。
「夏至」の過ごし方
「夏至」のおすすめの過ごし方は、パワースポットを訪れることです。
パワースポットも陰陽五行説に関係しているものが多く、太陽の通り道を基準にして作られています。
夏至や冬至、春分や秋分にはエネルギーに敏感になります。
これからの生活に良い影響を与えてもらえ、運気を高めることのできるパワースポットはこの4時期に訪れると効果的であると言われていますので、ぜひ足を運んでみましょう。
まとめ
「陰陽五行説からみる「夏至」の意味と考え方について」についてご紹介しました。
これからの暑い夏を感じさせる、太陽が一年間の内に最も出ている日「夏至」。
陰陽五行説から見てみると、これまで知らなかった「夏至」の意味を知ることができ、そして「夏至」の過ごし方に変化を与えることができます。
季節の移り変わりを感じながら、歴史を感じ、運気を高める工夫を「夏至」に取り入れましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。