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中学受験や高校受験を見すえたり、学校の授業についていけなくなったり、成績が低下したり、お母さんが子どもを塾に通わせたいと思うきっかけはたくさんありますね。

しかし、塾には、集団塾、個別指導塾の2種類があります。
また、個別指導塾の中でも、生徒一人に対して先生が一人つくマンツーマンから、1対2(生徒二人に対して先生が一人)、1対3(生徒三人に対して先生が一人)という授業形態があります。

子どもにどちらの塾が向いているのか、どのような授業形態が向いているのか、悩むお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、集団塾と個別指導塾のメリットとデメリット、それぞれに向いている子どもの性格、集団塾と個別指導塾をかけもちするという選択肢について紹介します。
 

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集団塾と個別指導塾のメリットとデメリット

先述したように、塾には、集団塾個別指導塾の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

集団塾のメリットとデメリット

集団塾は、その名のとおり、一人の先生が10人から30人程の生徒に対して授業を行います。
人数には塾の方針によって異なりますが、ほとんどの塾で、成績によってクラスを分け、クラスごとに定員を定めています。

集団塾には、次のようなメリット・デメリットがあります。

集団塾のメリット

1. 成績によってクラスが分けられるので、ライバル意識や危機感をもって、勉強に打ち込むことができます。

「私立中学校に合格したい!」「数学の中間試験で90点をとりたい!」など、目標をもっている子どもであれば、ライバル意識や危機感をもつ必要はないかもしれません。

しかし、具体的な目標をもっていない子どもは、通塾が長続きしません。
子どもの性格によっては、通塾にライバル意識や危機感が必要なのです。

2.「国語の授業は月曜日の18時から」「社会の授業は土曜日の13時から」など、学校と同じように時間割が決まっているので、一つの科目にかたよらずに勉強できます。

「社会科が得意だから、次のテストでは100点をとれるようにもっと勉強しよう!」と得意な科目だけに勉強時間を割いたり、分からない問題だけに勉強時間をたくさん割いたりしてしまいがちです。

時間割が決まっていれば、勉強時間を各科目に配分しやすく、得意な科目にも苦手な科目にも触れることができます。

3. 受験にも対応できるプロの先生が指導するので、レベルの高い授業を受けられます。

中学受験、高校受験、大学受験など、受験するタイミングはいくつかありますが、特に中学受験に関する情報は公立小学校にはありません。

もちろん、過去問題集やインターネットなどの口コミから情報を集めることはできますが、抽象的だったり、信ぴょう性に欠けていたりします。

集団塾の先生は受験に関する情報も豊富で、子どもの性格や成績を把握しているので、的確なアドバイスを受けられます。

4. 全国模試を受けられます。

全国模試は普段のテストよりも緊張感が高まります。
受験では、たとえ緊張しているとしても、自分の実力を発揮して合格することが求められます。
全国模試をたくさん受ければ、緊張する場面に慣れることができます。

集団塾のデメリット

1. 多くの塾では、振替授業がないので、体調不良や用事などで授業を休んだ場合、その回の授業は受けられません。

集団塾には1クラスあたり10人から30人程の生徒が通います。
塾が生徒一人一人の体調や家庭の事情を考慮するのは難しいです。

休んだ授業の内容は、クラスメイトからノートを借りたり、先生に質問したりして、自分でフォローするしかありません。

2. 授業についていけない生徒のケア、フォローは疎かになりがちです。

一人の先生が10人から30人程の生徒を受けもつので、生徒一人一人の成績を細かく把握するのは難しいです。
分からないことがあれな、子どもから先生に質問する必要があります。

個別指導塾のメリットとデメリット

個別指導塾は、生徒1人から3人に対して先生が一人ついて指導します。
生徒Aが先生から出された問題を解いている間に、先生が生徒Bに教えるというスタイルなので、学習塾の授業形態とは全く異なります。

個別指導塾には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

個別指導塾のメリット

1. 生徒1人から3人に対して先生が一人ついて指導するため、生徒の成績や学習進度に合わせた指導を受けられます。

先生が受け持つ生徒の数が少ないぶん、生徒に対するフォローが手厚いです。生徒が一つの問題に行き詰っていたら、「解けそう?」「難しい?」と声をかけてあげることとができ、生徒も先生に質問しやすいです。
また、生徒の中には、苦手な科目を復習したいという生徒もいれば、得意な科目を予習したいという生徒もいます。
生徒一人一人の要望を取り入れた授業を受けられることも、少人数制の個別指導塾だからこそのメリットです。

2. 志望校対策を取り入れた授業を受けられます。

当たり前ですが、志望校は生徒によって異なります。
自宅から近い中学校や高校に入学したい生徒もいれば、自宅から多少離れていても進学校に入学したい生徒もいます。

生徒にとって志望校対策を行うことは、受験に対するプレッシャーを取り除くのに必要不可欠です。

個別指導塾には生徒一人一人に対して教える時間が設けられているので、その生徒にあった志望校対策を行えます。

3. 中間試験や期末試験などの前には、コマ数を増やして、試験対策の授業を受けることが可能です。

学校の授業が終わったらその都度復習をして、「分からない」をなくすのが理想的ですが、部活に打ち込んだり、体調を崩したりして、復習ができない時ってありますよね。
試験が近付いて、「分からないところがある!」と気付くと焦ると思いますが、個別指導塾は担当の先生の都合が良ければ、授業のコマ数を普段より増やして、集中的に試験対策をすることができます。

万が一、担当の先生の都合が悪くても、代わりの先生を手配してくれます。

4. もし、担当の先生と相性が悪いと感じたら、塾長に申し出ることで変更してもらえます。

初めて授業を受けた時に「この先生とは相性があわない」と感じたり、授業を数回受けてから「他の先生がいい」と感じたりすることもあると思います。
担当の先生との相性や授業の進め方に疑問を感じたら、塾長に伝えれば、生徒が納得するまで、担当の先生を変更してくれます。

5. 体調不良や用事などで授業を休んだ場合、振替授業をしてくれます。

塾の授業料は月額制。お母さんとしては、一回当たりの授業料を考えると休ませたくないと思いますが、授業を振り替えてくれるので、子どもの体調や用事を優先してあげられます。

6. 成績保証制度がある

成績保証制度とは、成績が上がらなければ、授業料を返還するというもの。
例えば、「定期テストで60点以下の生徒は、入塾後の定期テストで+20点を保証」「定期テストで60点以上の生徒は、入塾後の定期テストで80点以上を保証」など、塾によって条件は異なりますが、成績がある程度上がることを保証するのです。

塾に通う目的は、成績を上げることですよね。
その目的を保証してくれるので、お母さんは安心して塾に子どもを預けられますし、子どもは先生を信頼して授業を受けられます。

ただし、もちろん、ちゃんと通塾して、ちゃんと宿題をして、確認テストである程度の点数をとるなど、日頃勉強を頑張っていることが前提条件です。
欠席しがち、宿題はせず、確認テストは50点以下というような生徒には適用されません。

成績保証制度を利用する場合は、条件をしっかり確認してくださいね。

個別指導塾のデメリット

1. 先生が受けもつ生徒の人数が少ないほど、授業料が高額になります。

当然ですが、塾の運営は生徒の授業料で成り立っています。
生徒の授業料に対して、先生の人件費の割合が高いと、塾の運営が厳しくなるため、生徒の授業料が少ない、つまり、生徒の人数が少なければ少ないほど、授業料が高くなるのです。

個別指導塾の授業料は、集団指導塾の授業料の3倍から6倍もするといわれています。

生徒一人を指導する場合、生徒3人の授業料に対する先生の人件費の割合は下がるので、授業料が気になる場合は、生徒3人の授業に入れてもらえるように塾長に申し出る必要があります。

2. 先生が正社員やプロではなく、アルバイトである場合もあり、授業の質が低い可能性があります。

一般的に、個別指導塾の塾長や副塾長は正社員ですが、先生は地元の大学に通うアルバイトであることが多いです。
先生が大学生であれば、先生自身が大学の授業やサークル活動などに追われて、塾の授業準備に時間を割けない場合もあり、授業の質にムラができてしまいます。

また、先生にもレポート提出や試験期間があるため、先生の都合によって授業の日時が変更になる場合もあります。

3. 先生と生徒の距離が近いため、関係がなあなあになり、授業内の雑談が増えるおそれがあります。

個別指導塾では先生と生徒の距離が近いぶん、先生は生徒と仲良くなろうと心がけます。

夏休みなどの長期休暇明けには、「どこか旅行に出かけた?」など、授業の冒頭に雑談を盛り込むこともあるでしょう。
授業料を支払っているお母さんとしては、授業中に雑談をしてほしくないと思いますが、勉強が嫌いな子どもであれば、問題を解くより雑談をしたがります。

雑談したがる生徒をうまく授業に誘導できる先生であれば問題ありませんが、生徒のペースにあわせる先生であれば、授業中の勉強時間が減ってしまうかもしれません。
 

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それぞれに向いている子どものタイプ

集団塾と個別指導塾のメリット・デメリットを紹介しましたが、集団塾にはどのような子どもが向いているのでしょうか?
個別指導塾にはどのような子どもが向いているのでしょうか?
それぞれに向いている子どものタイプをみていきましょう。

集団塾に向いている子どものタイプ

・負けず嫌い

成績でクラス分けされるため、負けず嫌い、競争心のある子どもが向いています。
下のクラスになったからといって凹むのではなく、「次のテストでいい成績をとって、上のクラスにいくぞ!」と思えるような性格でなければ、集団塾は続きません。

・勉強時間を確保できる

時間割が決まっているので、その時間割に従って通塾する、勉強時間を確保する必要があります。
休んだ授業の振替がないので、塾を優先できることも大事です。

・積極性がある

分からない問題を放っておかないよう、分からない問題があれば、集団授業でも先生に質問できる、もしくは、授業後に質問できるという積極性が必要です。

休んだ授業の内容は、自習でフォローしなければいけません。
このような場合にも、分からない問題を教えてもらえるように、先生に質問する積極性が求められます。

個別指導塾に向いている子どものタイプ

・消極的な性格である

先生に質問しやすい環境が整っているので、大勢の前で手を挙げられない、発言できないという消極的な性格の子どもに向いています。

・勉強ができない

先生と塾長が子どもの学力を判断し、学習計画を立ててくれるので、勉強の仕方が分からない、自分で勉強の計画を立てられないなど、勉強ができない子どもが向いています。

・クラブ活動などと勉強を両立したい

クラブ活動や他の習い事など、勉強以外に取り組みたいことと勉強を両立したいなら、授業を振り替えられる個別指導塾が向いています。

集団塾と個別指導塾をかけもちするという選択肢

集団塾と個別指導塾、それぞれに向いている子どものタイプを紹介しましたが、集団塾と個別指導塾両方に通う家庭もあります。
かけもちするメリット・デメリット、注意点をみていきましょう。

集団塾と個別指導塾のかけもちするメリット

消極的な性格ではないけれども、大勢の前では恥ずかしくて質問できない、授業後に質問するのは面倒くさいという子どももいます。

そこで、集団塾では質問できなかった箇所を、個別指導塾で教えてもらうことで、「分からない」をなくすことができます。
集団塾の宿題を、個別指導塾でみてもらうという方法もありますね。

また、苦手科目だけ、個別指導塾で更にフォローすれば、苦手科目が得意科目になるかもしれません。

集団塾と個別指導塾のかけもちするデメリット

当然ですが、集団塾と個別指導塾両方に通うと教育費が増えて、家計の負担になります。
勉強がある程度できるようになったら、集団塾に絞るなど、方針を決めておくことが必要です。

また、通塾する回数が増えるので、子どもの身体的疲労、精神的疲労がたまってしまうかもしれません。
また、送迎が必要なら、お母さんにも負担がかかります。

まとめ

集団塾と個別指導塾のメリット・デメリット、それぞれに向いている子ども、集団塾と個別指導塾をかけもちするという選択肢について紹介しました。

負けず嫌い、積極性がある子どもには集団塾が、消極的で、勉強に自信がない子どもには個別指導塾が向いています。

通塾することは、家計を圧迫するだけでなく、子どもとお母さんの貴重な時間を塾に充てるということ。
子どもの性格に合わない塾に通い、成績が上がらなければ、「(塾に通う)前よりも勉強しているのに、成績が上がらない・・・。」と自信をなくす子どもも少なくありません。

子どもにあう塾をみつけるためには、体験授業を受けて、判断することが大事です。
先生との相性や塾の雰囲気はどうか、勉強する気になるかどうかなど、「体験授業を受けたら、この塾に決めないと申し訳ない」という気持ちに流されず、冷静に判断しましょう。

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