初めて猫を飼う人は、猫との生活を楽しみにしていることでしょう。
テレビの動物特集で見るような、穏やかな猫との生活を手に入れるためには、
事前に猫が快適に暮らすことができる環境作りが大切です。
今回は、猫を飼う時の心構えや、猫を迎える環境作りについてご紹介いたします。
猫を飼うということ
猫は完全室内飼いで約16年生きると言われていますが、
中には20年も生きる猫もいます。
猫は犬のように日常的な散歩が必要ない生き物と言われていますが、
毎日のエサやりや排泄物の処理、ブラッシングなどのコミュニケーションは欠かせません。
生まれて間もない子猫を迎えるとして、
約20年もの間、猫中心の生活になることは覚悟しておかなければなりません。
猫が安心して暮らせる環境作りを最優先にしなければいけないので、
オシャレなデザイン家具や家電などは家に置けなくなります。
また、多頭飼や屋外に出す場合は避妊・去勢手術も必要です。
ある程度の経済的な余裕が絶対条件となります。
場合によっては、ペット保険の加入も検討が必要です。
賃貸住宅に住んでいる方は、事前に動物を飼って良いのか大家さんに確認しておくようにしましょう。
猫を迎える環境作り
猫には安心してリラックスできる、適した環境作りが必要です。
猫がストレスなく生活できるように、
猫を迎える前に以下のポイントをしっかりおさえておくようにしましょう。
ひとりになれるスペースを用意
猫は警戒心が強い生き物ですので、
周囲を高い位置から見渡せる場所が必要となります。
キャットタワーなどを用意しておき、
猫がひとりでリラックスできる場所を作るようにしましょう。
トイレ
猫も人間と同じで、静かな環境でなければ安心して排泄することができません。
また、風通しの良い場所にトイレを設置することで、
排泄物のニオイがこもらない環境にすることができます。
キャリーバック
猫を家に迎える時や、定期健診などで病院を受診する場合に必要です。
暴れてしまうことを想定して、
猫をすっぽりと包むことができる大き目の洗濯ネットなどを用意しておくと安心です。
フード類
年齢に応じた適切なフードが必要です。
缶づめやカリカリ・猫用おやつなど、
色んな種類を試して猫のお気に入りを見つけるようにしましょう。
清潔な水と、猫が飲み込んだ毛玉を吐くために必要な「猫の草」も忘れずに用意しておきます。
まとめ
猫は約20年生きる長寿の生き物です。
今まで人間だけで生活してきた悠々自適な生活から、
猫中心の制限のある生活になることは覚悟しなければなりません。
猫に限らず、すべてのペットは飼い主がいなければ生きていくことができません。
本当に猫を最期まで飼う(看取る)ことができるのか、
冷静に考えてから迎える必要があります。
猫を迎えることが決まったら、
新しい家族の受け入れを、家族みんなで準備しましょう。
ご紹介した猫が安心して生活できる環境に整えてから迎えましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。