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雛人形

皆を楽しませてくれた雛人形ですが、
早く片付けないと、婚期が遅れると昔から言われています。

何故、婚期が遅れると言われてきたのでしょうか?
では、雛人形は片付ける日はいつが良いのでしょう?

雛人形をいつ片付けたら良いのか
片付け方はどうしたら良いのかをご紹介します。

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雛人形を早く片付けないといけない理由

昔から、雛人形をいつまでも出していたら婚期が遅れると言われていますが、
主な説は3つあります。

1.昔は、女の子は結婚して家庭に入るのが普通とされ、幸せとされていました。
お雛さまの衣装や小物類が全て婚礼のものであるのもそのためです。

したがって、
雛人形を「早く出す」は、娘を早く嫁に出す
雛人形を「早く片付ける」は、娘が早く片付くに
通じると言われる説

(古くからの風習には、語呂合わせが多いですよね)

2.女の子の「身代わり人形」として、
娘さんのあらゆる厄や災いをを移すと言われています。
そのお雛様(身代わり人形)を早く片付け「災いを遠ざける」という説

3.子供の躾(しつけ)のため
雛人形をいつまでも出しておくのは「だらしない」
雛人形も片付けられないようでは良いお嫁さんになれないので、結婚できない。
だから、早く片付けなさいという躾のためという説

管理人が思うのは少し違って、
お雛様って片付けるのは難しいですよね。
昔なら尚更だと思います。

自分の「身代わり人形」なので大切にし、
母親からしまい方を習って、
ちゃんと片付けられるようにならないとダメですよ
と、いう意味があるのではと思います。

3つの説をご紹介しましたが、どれが正しいということはありません。
日本の場合、古くからの習慣で「語呂合わせ」が多いので、結構1番なのかも知れませんね。

また、昔なら農作業の準備が始まる時期なので、
始まるまでに、片付けなさいということかも知れませんね。

雛人形を片付ける日はいつが良い?

結論から言うと、片付ける日は決まっていません
春分の日」(3月21日頃)までに片付けたら良いでしょう。

ひな祭りが終わって、急いで次の日に片付ける人もいますが、慌ててしまう必要はありません。

二十四節気の雨水に飾り付けて、啓蟄に片付けると一番良いという地方もありますが、
全国的に、この日と伝わっている日にちはありません

雨水(2月19日頃)
二十四節気の一つで「立春」から15日目の日を指す。
雪が雨に変わり、積もった雪が融け始める頃
厳しい寒さも少しずつ和らいでくる頃
啓蟄(3月6日頃)
二十四節気の一つで「立春」から30日目、「雨水」から15日目の日を指す。
冬眠していた虫たちが地上に出始める頃
寒さも緩み、温かくなり始めの頃

因みに「啓蟄」から15日目が「春分」です。

    15日    15日    15日
「立春」 → 「雨水」 → 「啓蟄」 → 「春分」
            ↑
          「ひな祭り」

昔は、ご存知のように「太陽太陰暦」を使っていたので、
二十四節気が基準となることが多く、
ひな祭り(桃の節句)は、「立春」と「春分」という大きな節気の間にあるため、
立春を過ぎれば雛人形を飾りはじめ、春分までには片付けるという考え方だったようです。

古くは平安時代から上巳の節句(桃の節句)はあったもですが、
3月3日と定めたのは江戸時代です。
また、この時一緒に「女の子の節句」と定められました。

歴史的にはこのような経緯があるので、
雛人形を出す日、片付ける日は曖昧なままです。

では、雛人形はいつ片付けたらようのでしょうか?

一般的には、啓蟄(3月6日頃)を過ぎて、春分(3月21日頃)までの天気の良い日が良いとされています。

その理由は、雛人形の手入れや保管の問題で、雛人形は、繊細に作られていますので、湿度が高くても、低すぎても良くありません。

10ヶ月以上、収納された状態になりますので、片付けるときに、しっかりとしたメンテナンスが必要です。

次の章で片付け方を紹介しますが、
キチンとして収納しないと、カビや虫食いの原因になります。

従って、晴れた天気の良い日に、片付けるのが一番良い方法です

また、大安の日が良いとかおっしゃる方もおられますが、
元々、六曜は、中国で出来たもので、
日本に入ってきたときに、今の「大安」「仏滅」「友引」などの
漢字をあてただけのものですので、
世間一般で言われているような意味はありません。

数字の4が死に繋がるから嫌だというのと同じくらいのものです(笑)

ご実家のご両親が気にされるのであれば、
あえて仏滅にすることはないでしょうけどね。

中部地方の一部の地域では、雛人形を片付けるのが遅れるときは、
雛人形を後ろに向ける」と風習があるみたいです。

後ろ向きにすることで
「お雛様がお帰りになった」「眠っている」ということを意味するそうです。

人形専門店で来てみましたが、
「確かに一部の地域ではあるらしいですが、気にしなくても良い」とのことでした。
「春分の日までには片付けてください。季節が進みますからね」と言われました。

 

次に、雛人形の片付け方を紹介します。

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雛人形の片付けるときに必要なものと片付け方

必要なもの
・布手ぶくろ
・羽根バタキ
・細筆
・人形用防虫剤
・綿の布・やわらかい和紙

注意!
雛人形を片付けるときには、必ず、手袋をしてください。
直接手で触ると、手の油分が雛人形についてシミになったりしますので気を付けて下さい。

1.収納する前に、写真を撮る

雛人形は来年も使用すると思うので、
念のため、片付ける前に写真などを取っておくと、来年、飾り方に困らずに済みます。

2.ホコリを落とす

人形や飾りについたホコリを丁寧に払います。
柔らかい羽毛バタキを使って、キレイに落としましょう。

人形の細かい所は、細筆を使って丁寧にホコリを落とします。

3.小さい飾りの保管

人形の持ち物を外します。
小さなパーツは、どの人形に飾るものかを小分けして、

小さい箱やチャック付きのビニール袋に入れ、
その箱やビニール袋は、一つの箱にまとめて保管しておきましょう。

防虫剤は入れないでください
人形のパーツや飾り物などで樹脂製のものは、ナフタリンが溶けることがあります。

4.人形を包む

雛人形を包んでいきます。

お顔の部分は、綿の布や和紙などの柔らかい素材で
型崩れしないようにふんわりと包みます。
胴体も布や紙できれいに包んでください。

5.収納する

人形や小物が中で動かないように
柔らかい紙を丸めて固定しながら収納していきます。

また、収納する箱が無かったり、壊れたりした場合
桐箱の収納ボックスもありますのでご利用ください。

 

6.保管する

人形専用の防虫剤を入れ、湿気が少なく、直射日光の当たらない場所に保管しましょう。

押し入れの上段や天袋などがおすすめです。

注意!
防虫剤は少ない目にしておきましょう。

まとめ

如何でしたでしょうか?

ひな祭り(桃の節句)の元になっているのは
平安時代から続く「五節句」に由来するものです。
五節句(1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日)

古くからある風習を江戸時代に決め直したものなのです。

加えて
「雛人形を早くしまわないと婚期が遅れる」についてもなどの言い伝えや、
一部地域に残っている「流し雛」の考え方も混ざって現代に伝わっています。

このように、現代のひな祭りは曖昧な要素が多くあり、
明確に、いつ何をするとかの決まりはありません。

ですので、雛人形の保管ことなどを考えると、
春分」までの、よく晴れた日の日中片付けるのが良いと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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