冬の風物詩のようだった「こたつ」ですが、
現在では、こたつの使用率は35%だそうです。
そんなこたつの現在の使用率と、こたつのメリット・デメリットや
こたつの選び方のポイント、大きさやヒーターの種類、便利な機能と気になる電気代をご紹介します。
● こたつの現在の使用率
● こたつのメリット・デメリット
● こたつの選ぶポイント
・こたつの大きさ
・ヒーターの種類
・温度調整器
・あれば嬉しい機能
● 気になる電気代
● まとめ
こたつの現在の使用率
昔は、どこの家にもあった「こたつ」ですが、
現在では、こたつを使っている人の割合は約50%だそうです。
しかし、その中でこたつをこたつとして使っている人の割合は約35%で、
こたつとしてではなく、机(座卓)として使っている人が約15%いりそうです。
(机として使っている人もいるみたいです)
これが20代になると、こたつを使っている人は全体35%と半分以下となっています。
昔に比べれば、暖房器具の種類も増えているので、減っているのは様そうで来ましたが、
今の時代では、こたつを使っていない人の方が少ないようです。
また、お住いの世帯人数によっても大きく変わるようです。
単身者世帯では、25.8%となっていますが、
2人以上の世帯では、51.2%と過半数を超えています。
一つの要因として、部屋の広さが考えられますが、
そればかりではなく、生活スタイルが変わったことが大きな要因だと思います。
(管理人の学生時代には、学生の下宿には必ず「こたつ」はありました)
こたつのメリット・デメリット
<メリット>
2位:リラックスできる
3位:テーブル代わりにも使える
4位:光熱費が比較的安い
5位:ペットがうれしそう
6位:家族が集まる
7位:洗濯物を乾かせる
<デメリット>
2位:寝てしまう(風邪を引いたり、体が痛くなる)
3位:スペースをとる
4位:こたつのまわりにものを置いてしまって部屋が汚くなる
5位:こたつ布団を洗うのがめんどくさい
6位:こたつの中が臭くなる
7位:部屋がダサくなる
となっています。
圧倒的に多いデメリットは、
「動きたくなくなる」
「寝てしまう」
でした。
確かにこたつに入ってしまうと、まず、こたつから出るのが億劫になってしまいますよね!
ダメだと分かっていても、ついついという人がやはり多いようです。
こたつの選び方のポイント
こたつの大きさ
一般的に、こたつの形と大きさには、
正方形 75cm× 75cm
80cm× 80cm
90cm× 90cm
長方形 90cm× 60cm
105cm× 75cm
120cm× 80cm
円形 90cm× 90cm
105cm×105cm
120cm×120cm
楕円 105cm× 75cm
120cm× 60cm
120cm× 75cm
がありますが、最近では少し小さめのコタツも販売されておりますので、部屋の広さにあわせて選んでください。
ヒーターの種類
1.石英管ヒーター
石英管ガラスの中にコイル状のニクロム線が入っています。温度の上りも遅く、ヒーターの寿命は5000~7000時間です。
2.ハロゲンヒーター
石英管ガラスの中にコイル状のタングステン線が入っており、不活性ガスを入れて両端を止めて作られています。
温度の上りも早く、ヒーターの寿命も8000時間です。
3.コルチェヒーター
ハロゲンヒーターをより高性能にしたもので、より早く暖まり、ヒーターの寿命も10000時間と長いです。
価格帯は一番高いものの寿命が長くすぐ温まるので、値段の割にはコストパフォーマンスが良いようです
4.カーボンヒーター
カーボンの薄板をフィラメントに加工し、良質の石英管に不活性ガスと共に封入したものです。
長寿命で放射効率に優れ、約5秒程度で温度が上がります。
5.フラットヒーター
電熱コードを用いそのコードから発生する熱を利用しています。
ヒーターが薄いので邪魔にならないのが特徴。
またヒーターの面が大きく隅々まで暖かくなる、
立ち上がってから暖かくなるまでに時間がかかるというデメリットもあります。
それぞれに長所短所がありお好みに合わせてお選びください。
お勧めは、コルチェヒーターです。
また、ヒーターの厚さにこだわるのであれば、フラットヒーターも良いと思います。
温度調整器
電子制御方式(位相制御)
電子制御とは温度センサーは温度変化に応じ電流と出力電圧を調節し、温度を調整ます。
きめ細かな温度調節ができます。
サーモスタット制御方式
サーモスタット制御とは金属(バイメタル)の熱膨張を利用し温度調節をする方式です。
こたつ内の温度によりバイメタルが膨張や収縮をしON/OFFを行いこたつ内部の温度を調整します。
サームスタット制御方式は、昔から使われているタイプでこたつ内の温度によってヒーターをON/OFFするもので、
電子制御方式は、電流と電圧の調整で、ヒーターの強弱を調整します。
こたつ内の温度を一定にするのは電子制御方式の方が優れています。
あればうれしい機能
タイマー
自動で切れてくれるタイマー機能や
人感センサー機能搭載のものもあります。
継ぎ脚
こたつの高さを「+5cm」高く出来るアイテムです。
座椅子を使ったり、寝転がっても大丈夫!あれば便利なアイテムです。
手元コントローラー
通常の入り切りのスイッチだけでなく、温度調整も出来るコントローラーです。
UV天板
傷もつきにくく、お手入れが簡単
気になる電気代
エアコンは約600Whのもので、1時間当たり16.2円かかります。
一方、こたつの電気代は、2~5円/時間のもが多く、
これはエアコンの約1/3~1/8になります。
(1時間当たりの電力量は5時間運転時の平均で、
電気料金の目安単価は1kWh当たり27円で計算しています)
1日8時間30日使用した場合
エアコンより約2,700円~3,200円くらい安くなります。
まとめ
如何でしたでしょうか?
寒い時期の「こたつ」は風情があっていいものです。
メリットを上手く活かし、デメリットの対策をしっかりすれば
とても便利なもので重宝します。
今は、こたつの種類も増え「お洒落な」もの多くあります。
価格も6,000円位から25,000円位のものまで
大きさやヒーターの種類、様々な機能のものが販売されています。
使う部屋の大きさや用途に応じたものを選ばれると良いと思います。
「こたつ」の良さを見直し、上手に使って暖かく過ごしてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。